2012年音楽市場に対するアンケート。


 朝の電車が空いているのはみんながサボっているに違いない。


 またしても日経新聞ネタ。読者アンケートで「2012年の音楽市場はどうなるのか」という問い。

 「縮小」と答えた人が52%、「拡大」が48%となった。男性と女性では判断が分かれた。男性は「縮小」が57%と「拡大」を14ポイント上回ったのに対して、女性は逆に「拡大」が6ポイント高くなった。…年齢別では若年層ほど悲観的だ。20代は60%、30代は63%が「縮小」と回答したが、40代は「拡大」と「縮小」がほぼ半数となった。50代は54%、60代は60%が「拡大」と予想した。


日本経済新聞 1月1日>


 興味深いデータですね。若者への浸透が高いAKBグループのミリオン連発は多くの若者が知っている事でしょう。その人たちが今後の市場に対しては冷静な見方を示している。アイドルに対してもK-POPに対してもその効果が限定的であると判断する人が多いのでしょうか。日本では「音楽市場」という言葉に、アーティストが書き上げるアルバムを代表とするイメージが根強そうです。
 市場全体が縮小してくると、広告費なども当然減ってくる。おそらく2012年の市場は大きな縮小にはならないでしょうが、よりいっそう音楽市場に対して期待を持っている中高年を引き止めると共に、若者へのアプローチが求められそうです。フェスの文化がさらに広がって、日本の音楽もまだまだ楽しみ!となってもらわないことには、長い目で見ての成長は望めませんね。