乗り越えてもらう為の壁。


 窓を開ければ秋のお出まし。


 9/19(月)にNHKで「DEEP PEOPLE」という番組が放送されていました。音楽プロデューサー 秋元康小林武史・HIROの三人が1時間弱みっちり語っている番組。遅ればせながら視聴したので簡単にその感想を。
 プロデューサーという視点ではかなり共通点は多く感じられた。人を育てる事へのこだわりだとか、選ばれる人は「もっている」ところがある、など。この中で曲を作るのが小林さんだけなので、作曲という点では秋元さんが「例えばEveryday、カチューシャは1000曲ぐらいのサンプルを聴きました」というフレーズに驚く場面も。スケジュールの建て方も、ミスチルのようなグループは「このぐらいの時期になにをやろうか」と話してから全てが始まるのに対し、EXILEやAKBは数年後までのスケジュールが決まっているなんていう違いもあって、これがアーティストとアイドルの違いなのかなぁ、と思ったりしたのでした。
 一番印象的だったのは音楽業界を語っている場面です。小林武史さんは「最近は同じもの(ジャンル)を狙いにいっちゃう。ニーズを満たしているものに慣れてしまっている」と仰っていたのに対し、秋元先生は「結局は好奇心ではないか?おもしろいとか見たいとか」と意見を述べていました。 さらに「良いものの敷居を低くするためのアイドル」という言葉が印象的。AKBは良く「意外に曲がいいね」と言われるそうですが、最初から”良いもの”として売り出してしまうと敷居が高いために、アイドルという衣を被っているのかな、なんて思います。
 秋元先生は昔からアイドルをプロデュースされているわけですが、良いものを送り出すための手段として、いま最もご自身がハマれるものなのかもしれませんね。社会からお金はたくさんたくさん吸い上げてはいますが(笑)社会貢献の一つかもしれません。


 ふと、Perfumeの敷居は高いのかなぁと。GAMEの頃はそうだったかもしれないけれど、今はバラエティ枠にも出るしだいぶ広がったイメージはあります。ですが、彼女たちを最も良く知っていただけるのはライブです。今度のツアーにどれだけ新規を取り込めるか、またその為の施策を打って出るか、楽しみにしたいと思います。