治っても消えない傷。


 急性ストレス障害。今後流行るかもしれない病気。


 スピッツの草野さんが発症しツアーを延期にした件で一躍有名になったこの病気。被災地にいなくても、連日のTV報道で精神的に追いつめられてしまう事があるようだ。震災直後の生放送は特に悲惨だったし、首都圏でもそれなりに大きな揺れで大混乱に陥ったために脳裏に嫌な印象だけが深く刻まれてしまっているようだ。
 Twitterを見る限りかなり通常営業に戻っている感が。ちょっと違和感を感じたりしてる。でもきっと恐怖を隠しているだけなんだろうな。かくいう私もたまに実況したりしていますし。それは地震を忘れたからじゃなく、なにかで頭を埋めておきたいから。こういうのはきっと潜在しているので、次ショッキングな事があった時が怖い。
 近頃は余震も大分おさまってきたので改善されつつあるが、やはり揺れや物音に以前にも増して敏感になってしまった。自分の日記やツイートを見ると、震災から数日後が最も追いつめられていたようなので、その頃倒れてしまわず良かったと思う。通常通り行わなくてはいけない業務があったからこそ、保てたのかも、とは今だからこそ思える事。震災を経験してなお被災地の救援に当たっている公務員その他の方々には頭が下がる思いだし、一刻も早く彼らが休める時が来て欲しい。
 


 …と打っている間に、プルトニウム検出のニュースがネットを駆け巡っている。ごく微量のため健康に影響ない範囲だと言う。半減期が異常に長いということぐらいしか恐ろしさを理解していないのだけれども、これは明日以降一つのトピックとなるだろう。この機会に勉強したい。