SP革命篇を見て。


 午後は半休で本屋にいったり映画にいったりゆったりと。たまには一人も。


 いつぞや書いた事がどんどん現実になっていく。それは大抵残念な方向でして、予想が当たっていてもまったく嬉しくないけど。ありきたりの言葉を使えば、去年は懐かしいしあの頃は良かった。きっと皆の求めるものが変わって来たんだろう。
 ところでSP革命編を見て来た。誰も見てないと思うのでネタバレとか気にしないで書くので、たまたまキーワードで引っかかっちゃったら光速でタブを閉じてください。
 所詮「スペシャルポリスの略だよ(キリ」とか言ってる人達が見る映画ですので、もはやSPじゃなくても良いと思う。今回SPという題名が付いているのは 1)シリーズ物だから 2)国会内で銃器が使えるから っていう二つの理由しか見つからない程。見所はチームワークと格闘シーンということになりそうです。残念だなと思うのは、先日の革命前夜で放送されたテロリスト達の入念な準備があまり描かれていなかった事と、肝心の突入シーンがスローモーションだけで構成されていること、シリーズの特徴の一つであるBGMとしてながれるオーケストラの印象が薄い事。特にスローモーションだけってのが気に入らなくて、その効果がかかったあと通常再生されるのかと期待してたら制圧完了しちゃったっていうね。丁寧に描く事も必要だけどスピード感も欲しかったな。
 全体としては、革命とは何か…という大きな視点ではなく、革命は自らの手で起こす!という気概だけで乗り越えているようです。ちょこまか警護していたドラマ時代が懐かしい…映画となると大味になっちゃうのは避けられないんでしょうかね。これでシリーズが終わってしまうのが残念。踊るシリーズと良い、伝えたい事を伝えきってしまったのかな。「SPの崇高な理念」の元に行動する彼らの活躍を楽しませてもらいました。


 で、SPを見て現実世界の危機を考える…ってのを書こうと思ったんだけど、それはまた別の機会に。地震の事もあるし国民の危機意識については思うところがあるので落ち着いて考えてから記したい。