慣性の法則。


なんとなくTLを見ていてもつまらなかった…そんな日もあるよね。


今日は上野の国立科学博物館に本当に行ってきました。もちろん、前々から予定していたことなんですが。博物館に行くのなんて中学生以来だと思うので、おぼろげな記憶をたどりつつ、何かと展示を楽しめてしまった。
博物館をデートスポットに利用したことはないのだけれども、今日は明らかに夫婦じゃないよね、っていう若い男女を多く見かけた。特にゆとり世代では科学への関心が薄れているという警告を耳にするが、機会さえ設けてあげれば文明の力に子供の頃から触れている分、ハードルは低いのではないかと思っている。ただし、その”機会”ってのが難しいもので、今回は特別展が宇宙というテーマをもとに、はやぶさのイラストを前面にだしながら宣伝していた。JAXAの成功が予算増加のみならず、一般の科学への関心を高めるものになるいい機会になれば、と思ってやまない。(ただし、私は文系)


世間では箱根駅伝で盛り上がっていたようだ。近頃毎年不思議に思うのだけれども、こういうマラソン系はどうして道路を一時的に封鎖できるのだろう。特にこの箱根駅伝、年末年始の国道一号線を何時間か位置を変えつつ封鎖する訳である。また、対向車線の見物渋滞も考慮せねばならない。
これが許されてるという現状は、箱根駅伝への国民の支持が高いから、伝統行事だから、年始のため通常より経済的影響が少ない、こんな理由にまとめられると思う。視聴率や沿道で応援する人々の数をまったく調べてないで言っているのだけれども、はたしてどれほどの支持が集まっているのだろうか。(それを測る方法を視聴率に見いだしていいのかさえよくわからない。)
このように話を展開すると、駅伝の中止を求めているようだが、そこまで考えている訳ではない。ただ、これだけの規模の移動を一時的に制限するのは何をもって正当としているのか、それを知りたい。マラソンというスポーツはTVで放映した時点で一種の娯楽になる。警備の都合上封鎖したみなとみらいとは違う考え方を持ち込まなければならない。
日本に限った話ではないかもしれないけれど、伝統という言葉に弱いなとつくづく思う。基本的にクリスマスす、お正月を意識しない生活を心がけているのだけれども、これからも慣習による思考停止という状態は避けて生きていきたい。