美の多様性。


 年末年始、個人的にはゆっくりできていて、ネットの世界とも少し距離が出来ている。でもPerfumeは止まってくれないので、見たり聞いたり、読んだりする物が増えていく。この幸せな時間が苦痛となる時、ファンをやめるんだろう。


 先日のNHKで放送されたドームへの挑戦を見て、一般人(notパフュクラ)が持った感想をまとめたトゥギャッターを見た。いろいろ意見があって、それはもちろん参考になる。その規模の大きさから、大体の質問には答えられてしまうパフュクラの唯一欠けている点でもある、ファン以外の視点。流してみる限り、Perfumeを褒める物が多く見受けられたんだけれども、なぜか満足できなかった。
 私がパフュクラばかりフォローしていて、その方針を変えないのは、もちろんパフュ情報の迅速なキャッチや前述のようなクラスタだけでほぼ網羅できる現状があるからなんだけれども、一番楽しみにしているのが「Perfumeを褒める言葉の多様さ」だということに最近気づいた。
 それぞれの音楽性、立場、経験から見たPerfumeに対する思いは、同じ番組を見ても微妙に違うもの。そんな細かい変化を楽しむことが出来るのが、同じアーティストを応援している者同士の醍醐味だと思う。実際同じ場面を指すツイートをしていても、全く着眼点が違う場合が多々ある。そうやって違う”素敵ポイント”を見つけられると、さらにアーティストを好きになったり、理解を深めたりすることが出来る。(もちろん、ファンの最終目的地はそれぞれ違うけれども、理解を深めるという点は多数の同意を得やすいだろう。)


 というわけで、そんなツイートがあったらふぁぼったりするし、その人をさらに気に入ったりすると思います。対人でもそうですが、愛の表現には美しいものが多い。言葉の選択肢をたくさん持てるよう、本を読んだりして教養を深めたいものですね。そう努力する時、きっとその人自身も磨かれているはずです。