曲を引き立てるのは曲であって。


たぶんここから何日かはPerfumeのライブを思い出しながら、ネタバレにならないか怯えながらつつつんと文章を書いていきます。


そういえばツアーが始まる前、ライゾマのあまりの躍進にライブが乗っ取られてしまうのではないか?と懸念する声があった。私としても今回どこまでライブ中にあの技術陣が活躍するのか気になっており、旧来のチームPerfumeとはどう友好関係を築いているのかとかいらん心配をしておりました。


たぶんすごい技術やアイデアは生活にすっかり馴染んで違和感を感じないのと同じで、ライブも蓋を開けてみればそういった懸念事項は吹き飛んでいた。


例えばプロポーズをする時に良いレストランを予約するとする。気分を盛り上げてくれるのは照明であったり、接客だったりするけれど、まずはお料理が美味しくないと気が散ってプロポーズどころではないし、お腹が減っていては戦えない。上質な土台が整った上で発せられる言葉に人は想いを込める。


たぶんPerfumeのライブもそんな感じ。料理の素材として提供される曲の善し悪しは、確かに照明や映像効果等の技術によって左右されるけど、素材同士の組み合わせが料理としての完成度を決める。逆に言えば周りがどれだけ努力しても下手な組み合わせの料理はやっぱりマズイのだ。


こうして、3人の想いのつまった言葉を受け取った私たち。曲と曲との相乗効果で昔のあんな曲や新しいこんな曲の再評価ができたと思う。さて、あなたはどうお返事しますか?


written by iHatenaSync