困難を経験してこその涙。


 アンコール後ラストの曲、パッと明るくなる武道館。平和を感じる瞬間です。


 HKT48初のワンマンライブは武道館でした。良くも悪くも日本屈指の箱で行うコンサート、成功から失敗まですべて大きく出てしまいます。この困難に1stシングルを出したばかりのグループはどう立ち向かうのか…という心配は杞憂に終わりました。



 曲を借りるしかないグループが出す味とはなんだろう?とメンバーもスタッフも考えたことでしょう。パッと思いつくのは若さで、それは全面に出していこうと。キャラの素直さもある。そのあたりファンの求めるものがしっかりと反映されたセットリスト及びユニットメンバーだったかなと感じます。「異色対決」みたいなのがはやりの近頃にあって、素直なメンバーで見る楽曲こそ至高という、昔から検証されていた単純な正解をあえて見せてくれました。本当にありがたいのです。


 褒めてばかりいると、最終日何を発表されるかわかりません。粛々と待つのみです。