確かに未来へ風は吹いている。

　みんなで同じ日を振り返る時なんてそうそうないさ。

　この一年を振り返って…という記事が世の中にたくさん出回っていると思う。様々な視点あり、大切な観点。当然アイドルについて書いている人もいる事でしょう。私も例に違わず、震災後のPerfumeとAKB48グループのあゆみについて一日黙想していた。
　アイドルは「お客さんに笑顔になってもらうために」という言葉を良く使う。Perfumeもよく使ってたし、今でも「これからも笑顔にするよ」と言っている。どうだろう、私たちはPerfumeに笑顔に何回笑顔にしてもらっただろうか。これはファンベースで考えていいと思うからハッキリ言うけど、数えきれないね。震災の次の日にラジオでかかったDream Fighterをはじめとした、楽曲によるものもあるし、ブログを通したメッセージもあった。確かにその行動は迅速とは言えず、48グループと比べてしまって苦言を呈したブログも過去に書いた。だけれどもJPNツアーまで含めて1年間を振り返るならば、十分に恩返ししてもらったなと感じている。
　どうしてもその伝え方が上手くなくて、時に3人が「偽善的」に見えてしまう事があって。自分自身すごくそれで悩んでいて、Perfumeとも離れる時をあれこれ想像していたけれど、嬉しい事にJPNツアーにたくさん参戦できて、完全に取り戻せた感がある。というわけで、本当にあの「JPN」というアルバムとツアーは偉大。瞬発力はないかもだけど、長期持続的な力を与えてくれるし、その大切さを教えてくれる。復興に大切なのはまさにその力だ。

　こんな単純な事を、1年かけて教えてもらった気がする。3人がどのアイドルとも違う点。やっぱり好きで良かったなぁと思わせてくれる幾つもの事象。海外進出してしまっても、きっとその力は日本に帰ってきてくれると信じられるようになってきた。めぐりめぐるよ、これ、嘘じゃない。