乃木坂46お見立て会に行ってきました。


 ZeppTokyoで開催された乃木坂46お見立て会に参加した感想をちょこっとメモ。


 本日のお見立て会は追加日程だったので、本当の最初の姿を見れた訳ではありませんが…アイドルの初期段階を見れる事もなかなかないかなーと見に行ってみる事にしました。入場は800番台後半です。
 17時30分の開場時間は15分程押していたようですが、開演は19時ぴったり(本当に!)でびっくりしました。メンバーの一人、桜井玲香さんが登場し、来場のお礼と意気込みなどの挨拶を担当。緊張していたと思いますが、ハキハキ話していて、カンペもほとんど見ていなかったし好印象。その後彼女が他のメンバーを呼び込み、全員登場。メンバーの名前やニックネームが叫ばれ、サイリウムは振られるしとても初期段階のアイドルとは思えない。これがテレビの力か…と言った所。それと、これは最後まで謎なんだけど、彼女達は良く手を振る。コールされても手を振り、何にもなくてもとりあえず手を振る。一人ならまだしもみんないっぺんにやったりするから、ちょっと客席から見ると滑稽で… あそこまで徹底されていると、なにか指導があるのかなと思いました。思い返してみれば、テレビCMでも数人以外手を振ってるもんね。


 話はそれましたが、ここからは下北FMというラジオ局のDJ、大蔵ともあきさんが司会となりお見立て会スタート。司会の挨拶も程々に、まずは中学生メンバーから自己紹介が始まります。大まかな流れとしては、中学生の自己紹介→中学生メンバーの握手会(高校生以上は壇上に残りフリートーク)高校生以上のメンバーだけで自己紹介→高校生以上のメンバーの握手会、というものです。例え中学生メンバーと握手しに行っても、また会場の座席に戻れる仕組みでした。
 中学生メンバーは全部で8名いたのですが、本当に素人か?と疑いたくなる程しっかり話せていた。自己紹介は最初に15秒ぐらいの名前と出身地年齢の紹介Vが流れてから2〜3分できるので、かなり自由度は高かった。誰が何をしたかは全然覚えられなかったのでごめんなさい。注目していた生田絵梨花さんも中学生メンバーで、しかも名前順だからトップバッターだったのですが、今回も歌を歌ってくれて、あの線の細そうなトークとともにテレビそのままでした。これだけの人の前で同じようにできるというのはそれだけで褒められるべき事なので、七福神に選ばれているのも納得。
 8人終わった所で中学生メンバーだけ退場して握手会へ。それなりの人数が握手へ向かっていて一安心。その間壇上ではフリートークが行われていてこれを聴きたかったので、生田さんとの握手は諦めて居残ることに。とはいえ、フリートークの内容も「いつも誰といるか」とか「好きな男性のタイプは」「部屋の様子は」など良くある感じの質問で、公平に発言機会を設けるためかどんどんマイクが回ってしまうので、いまいち良さを生かしきれていない感。司会の方の話の回し方が今回はマッチしなかったようです。DJさんだから話の展開は決して下手ではないんだけどね。ちなみに途中握手レーンが客席のスクリーンで中継され、人気の度合いが分かっちゃう感じに。


 しばらくすると再び自己紹介タイム開始。高校生以上のメンバーのみで、先ほどまでと変わらない形で行われていました。自己紹介の内容は、大きく二分され、一発芸(的な特技)をやるか、やらないか。どんなにクオリティの低いものでも果敢にやるってのはすごい。善くも悪くもテレビと変わらない。まだ特技がないんです…って言う人は自分について語ったり。個人的には、話し方さえ良ければ今はまだ特技をそんなに推す必要はなく、トーク中心にした方が得じゃないかな…?って思うのですが。この辺りに運営の「強く印象づけて早く推しを決めてもらおう」という考え方がよく見えるので、その辺り若い人は良くてもアイドル好きな人には許せない事もあるかも。
 それぞれ良いポイントはあったんだけど、多分一番盛り上がった(サイリウムやコールの数ではなく、会場が沸いた)のは高山一実さん。実はパフュクラさんでもこの方に注目している人がいたので、私も楽しみにしていたのですが、そのトーク予想以上。特技はやらないどころか、ほぼ話の内容がよくわからない。話が飛ぶ。本人は緊張しているんだろうけど、それが面白いキャラに昇華されるのですよね。SKE48金子栞さんと似ているかもしれない(両ファンの方、一個人の意見なのでお許し下さい)笑いを取りにいったり、積極的に盛り上げようと頑張っていたメンバーが多い中で、彼女は自然に笑いを誘っていた。体感的なものでしかないけれど、これは今日ファンを増やしたんじゃないかなぁと思います。
 他の七福神の皆さんも個性があって、それなりに納得。とはいえ他のメンバーとの差は大きくはないので、いつでも入れ替えはできると思います。全体的な印象として、キレイ系は少ないかな。甘え上手的な人が多くて、自分はちょっとキツかった。釣り上手と甘え上手は違うんだよなぁと思いつつ。いつか須田ちゃんみたいな人が現れるのを楽しみにしていますよ。


 自己紹介は21時前に終わり、そこからは7〜8人ずつメンバーがレーンに並び握手会へ。私はというと、一応注目していた人の一人で、冒頭司会をしてくださったお礼も含めて桜井玲香さんのところに並びましたよ。他のメンバーの自己紹介中の態度もずっと笑顔のままでプロだなーと思ったのも動機の一つ。何を話そうかなーとずっと迷っていたのですが、とにかく公演の準備がどれほど進んでいるか知りたかったので。


 私「はじめまして。司会ありがとうございました。」
 桜「ありがとうございます!」
 私「レッスンは大変ですか?」
 桜「結構大変です…でも歌(とダンス)は好きなので、毎日楽しいです!」
 私「そうなんだー。じゃあ公演はもうすぐかな、楽しみにしていますね」
 桜「ありがとうございます」
 私「また機会があれば来ますねー 今日はありがとうー」
 桜「お気をつけて」


 こんな感じでした。上手くかわされてしまいましたが、予想以上にしっかり受け答えしてくれてびっくり。こちらをしっかり見て話すし、握力は強かったし。こちらが剥がされそうになっても移動して端まで来てくれたりと、なんだかAKBの握手会みたいでした。他の人は見てないけど、これは実際的な教育を受けているんじゃないかな。ともかく、お礼を伝えられたので良かったよかった。
 ちなみに、入場時に受け取る「宣誓書」に氏名、年齢、性別、メールアドレス、暫定推しメンバーをしるし、握手のときメンバーに渡すようになっています。「ファンの証」というラミネートされたカードとIDで紐づけられているので、これからのイベント案内に用いられるのでしょう。ご親切に「メンバー一覧」も渡されるので、熱心な方はメモをそこに書き込んでいましたよ。


 さて、まずお見立て会という名に相違はありませんでした。実は一曲歌ってくれたりしないかなーと期待していたのですが、本当に自己紹介だけだった。新しいメンバーなので飽きる事はないけれど、メンバーもずっと立ちっぱなしだしこちらも情報が多くて疲れた。ただ握手会も含め運営自体は本当にスムーズだったと思う。いままでアイドルの経験のあるスタッフに依頼しているのだろう。ストップウォッチで計っているレーン、計ってないレーンなどの細かな改善点はあるが、まだ剥がしもめちゃくちゃ緩いし、私の前後では終始なごやかな雰囲気でした。いくら自己紹介が良くても握手会のシステム一つで大きく印象は変わってしまうので、その点では成功だったと感じます。
 このビジネス全体のことを知りたかったけど、それはまた先延ばしになってしまった。半年でAKBを目指すというわりにゆったりな進行だけれども、人材としては賜物を持った人たちが集まっているので、ここは無理にトレースせず(HKTのような)新チーム立ち上げのつもりで一から作り上げて欲しいなと感じた。とはいえそれではいわゆる「支店」で終わってしまうので、これが難しいところ。初心者の私にはさっぱりアイデアが浮かばないので、楽しみにしていますと言う他ない。


 以上、簡単にメモでした。人に伝えるっていうレベルじゃないですね、ごめんなさい。何しろメンバーの名前もわからず誰が目立っていたかよくわからないので… 印象的な点だけお伝えする次第です。周りはほとんどがAKBファンだと思われるような雰囲気で、違和感なくとけ込む事ができると思います。機会あらば、是非。