久しぶりに見つけた3人と。


 もう少し、ゆったり歩けたら。


 今日秋葉原に行った。初めてAKB48劇場に足を踏み入れてみた。それ自体は特に驚きもなくて。いる人たちも若いのからおじさん世代までいつも通りの人々。これが嫌でグループを嫌いになることもあろう、と思うぐらいにはまだ慣れてない。見下しているとかではなく、違う世界だ。
 その後、久しぶりに中古本を見に行った。Perfumeを知りたての頃はあしげくいろんなショップに通ったものだ。目次を見てPerfumeの文字を探す淡々とした作業も、たまに見つける掘り出し物のお陰で楽しく感じられた。その頃に集めた本は実はいまだ読んでいないのも多くて、棚に飾られる事でその使命を全うしている。話がそれたが、今日はそんな作業を久しぶりにしてみたのだ。なんとなく、やらなくちゃいけないという義務感に駆られて。それは他のアイドルを見た後だからという反動というより、昨今のPerfume不足に起因するものなので、その点は安心している。
 「CONTINUE」という雑誌がサブカルコーナーに置いてあり、Perfumeが堂々と表紙をしている号を見つけた。今まで存在は知っていたけれども、持ってなかった一冊。さっそくAmazonで調べたら、特にプレミアがつくこともなく中古も安かった。定価900円で、店頭では350円。迷ったけれど、久しぶりに「Perfume関連物を見つけた」という感動もあって買ってみた。2008年4月20日発刊の39号。PerfumeがちょうどGAMEで盛り上がっていたとき。懐かしい髪型の3人は、昔を思い出させてくれる。

ー今年度で二十歳になるみなさんですが、今と昔で、自分たちの中で何か変化は起きましたか?

かしゆか「3人の結束力が前よりあると思います。一緒にいる時に感じます。今回のジャケット写真を見ても、『同じ事を想っている』という表情をしているんですよ。『Perfumeをこうしたい』という考えが、同じ方向に向かっていると思います。」

 あ、これだなぁって。政治でもそうですが、応援している人が「どこを向いているか」っていつでも支持者としては知っておきたい。Perfumeに話題は沢山あるけれど、「こうしたい」というものが伝わってくる事はない。それはやっぱりメディアを通してじゃなくて、直に伝えるものだから。それだけは、アーティストがファンに直に伝える責任がある。Cars2のポリリズム採用で喜ぶ3人の顔からは今の喜びしか読み取れなくて、不安になる。これは自分の能力のなさ故かもしれない。でも、自分で宗教がかっていると思う程好きなファンだと自覚しているので、ライトな人はよっぽど他に意識を取られるだろう。そういう人たちを量産して海外に打って出るのが果たして正解で喜びなのかは、3人が決める事だけれども。
 いまPerfumeをどうしたい、と3人は思っているのかな。3人の歩調が合っている事だけでも伝えてくれるとファンは安心するんじゃないかな。PTAのサイト、いろんな企画をするのは簡単だけど、こういった言葉を伝えて「ファンで良かったな」と思わせてくれませんか。


 目の前に次々と出てくる障害。見えないうちに走っとこう。