REQUESTAGEに参戦してきました。


 Perfumeも出演したREQUESTAGEのまとめ。


**セットリスト**
SE.FAKE IT
1.ねぇ
2.ワンルーム・ディスコ
ーーMCーー
3.Dream Fighter
ーー「P.T.A.」ーー
4.ポリリズム


 世界の終わりがあっけなく3曲で終わってしまい、会場全体が??という雰囲気に包まれていた。最後もさくっとステージを去る。本当に前座扱いなんだな…と思ってステージを眺めていたら、バンドセットがどんどん片付けられていく。そして…DJブースが来ない。代わりに持って来られたのは見慣れた背の高いテーブル。一緒に見ていたパフュクラさん達と「まさか次!?」などと顔を見合わせているうちに、TLでも前方のアリーナに陣取る人から次ではないか、という報告が。いまいちテンションが上がらぬまま、バミリをするスタッフや3つ置かれた水を眺めていた。
 メインモニターにアーティストの名前と写真が映し出され、シャッフルされる。どうやら次のアーティストの発表のようだ。ステージはオールクリア。周りのLSG集団は立ち上がっていたが、わたしはその名前が出てくる瞬間を座っていまかいまかと待っていた。高まるテンポとともに、今まさに「Perfume」の文字が大きく表示される…!はずだった。画面はスクランブルの画面からスッと消えてしまい、音もない。友達と顔を見合わせる。次は絶対私たちが盛り上がる番なのに、この寸止めはいかに。会場の明かりが付く訳でもなく、メインモニターはイベントロゴを表示したまま。会場がどよめく。
 5分ぐらい待たされただろうか。もっと短いかもしれないけれど、元々テンションがいまいちだっただけに、個人的にはさらに盛り下がってしまう…。それでも、メインモニターは効果音とともにゆっくりシャッフルを始める…今度こそ画面には「Perfume」がしっかりと映し出された。反射的に立ち上がって、拍手で3人を出迎える。


 「FAKE IT」の激しい音と共に一気に会場の熱気があがる!なんだかんだ言っていた自分も思いっきり手拍子していました。スタンド席だから3人の姿はあまりハッキリとは見えない… スクリーンの前にはアレイスピーカーがあって顔が隠れる…という状況ながらも、そこは心の目で補いつつ、初めてFAKE ITの振りをしっかり見る事ができました。やっぱりこの曲はテンション上がります!フルで…やってくれるなんていうサプライズもなく、素早く縦に並ぶ3人。
 「ねぇ」は何回ライブで見てもドームを思い出します!(って言ってもオンタマだけだけど)安心の高速ステップもここからだと良く見えないけど、きっとアリーナの観客を魅了しているんだろう!と嬉しくて。ぴょんぴょん跳ねて応援してました!スタンドだから前に落ちそうになりながらね!
 「ワンルーム・ディスコ」は、以前はこんなに人気あったっけ?っていうぐらい、東京ドームで化けた曲ですね。この日のかけ声は「おおさかー!!」でした。大阪国民じゃないけどうぉー!っと反応しておきましたよ。上から見ていて、この曲が振りを真似する人が一番多かったなと思います。タララタララ♪(わかりにくい)のところで親指と小指だけで音に合わせて上に突き上げたり。歌詞も分かりやすいし、初見の方には親しんでいただけたのではないかなと思います。個人的にはゆかちゃんソロがワンマンじゃないと盛り上がらなくてつまらないです。
 「MC」では自己紹介に加え、出演できて嬉しい旨を話していました。特にいつもと違う事はコメントしていなかった。それこそ先ほどのトラブルについて何かあるかなと思いましたが、言及せず。一番面白かったのが、あ〜ちゃんかしゆかが水を飲みに行っているときに、のっちがお客さんに絡みだして「元気ですかー!」とか「行けんの!?やれんの!?… 行けんのやれんのどっち!?」って騒いでたこと。散々お客さんに叫ばせた後は「あざーす」の一言。まったくドームを思い出させるのっちのMCにファンは大興奮でありました。(他アーファンは知らん)彼女一人にMCさせるってこんなに面白かったっけ!と改めてのっちのキャラクターを見直した瞬間でありました。
 「Dream Fighter」お決まりですけどね!この曲はサビで跳ねてると、サビが長過ぎて疲れるという事が今回判明しました。好き嫌いがハッキリ別れる曲ですけど、自分は大好きなので大阪来て良かったなー!っていろんな事思い出しながら跳ねてましたよ。最近頑張った事とかこれから超えなくちゃいけない山が自然と頭に浮かんできて励まされるってのはDFだけです。(ちなみにかしゆかが振りを間違えたらしく、舌をぺろっと出したらしいんだけど観測できず!)
 「PTAのコーナー」って、もうちょっと後だろ…と4つ打ちが聞こえた時には思ったり。男子ー!女子ー!そうでないひとー!のかけ声、Tシャツ!PerfumeT!リクエをめっちゃ楽しみにしてきた人!とお決まりをこなしていきます。会場分けは残念ながらカレーではなく、あっち!こっち!というあ〜ちゃんならではの緩いもの。実は位置的にやっと3種類制覇できる予定だったので少し残念…。サバイバルダンス♪ふぉー♪とウルトラソゥ!ハイ!からのーはみがき。これはやってる人が少なくてアウェーだと実感。なんの違和感もなく振り全部やってたら隣からの目線も怖かったよね。ファン同士なのに…。手ー振って!からの一連の動作には、上下上上の代わりにパンチが加わりましたよ。両手で左右に小さくパンチをするんですが、ステージ上での実演してるかしゆかあ〜ちゃんが、お隣さん同士ぶつかりあう様子を笑いながらやっていて微笑ましかったのでした。上手側ではのっちが一人でひたすらパンチをしていたのもGood。
 「ポリリズム」がラスト、というのがドーム以降の彼女達なりの流行なのでしょうか。何度見てもあのステージ越しに見た花火とか、ポリループの恐ろしいまでの観客の盛り上がり、銀テープが脳裏をよぎり、うっすらと涙ぐんでしまいます。それでも、やっぱりこうして生で何度も他の公演を見てしまう度にその記憶が薄れていってしまいそう、なんていう恐怖も感じていました。ポリラストはフラワーフェスティバルで一区切りして欲しいなぁと思ったり。


 書き忘れていたけれど、あ〜ちゃんはこの日、「あぐれっしーぶ!」とKREVAさんの真似をするのが流行っていたらしく、MCやらPTAやらでやっていて、ステージを降りる最後の言葉もこれでした。あ〜ちゃんが真似することは割とある事だし、自身がこの後のKREVAさん楽しみにしてるのかねーなんて思ってた。
 そしたら、まさかの「575 KREVA Remix」の披露ですよ。彼のMCが始まる時、575のイントロがいきなりループし始めた。周りのLSGたちは反応していないように見えたけど、一人でテンションが上がってジャンプしてました。そしたら話が、「リクエスト1位の曲をやると思ってるでしょ〜 でもまだリリースされない曲。」ってところから「さっき3人の女の子からリクエストもらったからにはやらない分けにはいかないだろ?」と膨らんできたのです。この頃には友達と顔を見合わせて、くる!と。ネット上で拾って以来何回も聞いていたその曲が、まさに目の前で披露された時の喜びはひとしおでした。絶対に聞けないと思っていた575Remix。レーザーの美しさとともに、涙が出てきます。なるほどね、あ〜ちゃん。納得。


 実は一番盛り上がったのはKREVAさんのところだった、というのは内緒です。セトリはまさにリクエスト通りと思われる曲たち。しかし4曲は少なすぎます…。アーティスト間の余興を削ってでも、各アーティストに時間が欲しかった。もっとも終演時間が早いのでそれを遅らせてもいいぐらい。Perfumeの遠征としては初となるREQUESTAGEでしたが、内容はともかく会の性格や運営についてはもう一度個人的に考えてみたいなと思ったのでした。
 とはいえ、およそ3ヶ月も空いてしまったPerfume充ができたので、3人が見れて良かったなという感想でしかありません。前述のKREVAさんもそうですし、アジカンが期待通りのパフォーマンスで惚れ直しました。大阪城ホールも下見することができたので、ワンマンツアーでは全力で遠征しに来ようと思います。