関さんの受賞インタビューから期待すること。


 心休まる場所なんて存在しないよな、と確認する日。


 スペースシャワーTVが開催する「SPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS」というイベントがあり、先日今年の受賞者が発表された。その中で、Perfumeの活動にも多く携わってくださっている関 和亮さんが、BEST DIRECTOR賞を受賞された。今年の大賞がサカナクションなのでその功績が大きいだろうが、受賞者インタビューの中ではPerfumeについても聞かれ、半分程の部分を割いて答えてくれているので、ファンは一読の価値あり。サイトはこちら( http://mva.jp/interview_bdirector.php
 

 関さんにしても、児玉さんにしても、アプローチは違うとは思うが、Perfumeに関してはアナログなPVを作成してくださっている。その存在自体がアナログから飛び出しているPerfumeのイメージや曲のテイストがぐっと引き立てられているのも、CMなどで流されるPVがアイドルとも違う、しかし素朴でカッコイイものだからだと思う。PVを見ながら曲を聴いていただくのと、曲だけを渡すイメージがここまで違うっていうのは、より多くの人を取り込むきっかけになる。事実、ワンルーム・ディスコをテレビで聞いてからPVを検索し、それで見事にハマってしまったのが自分。今までこんな電子音なんて全く好まなかったのに、だ。
 上のインタビューの中で、お芝居みたいのをPerfumeでやってみたいが機会がないと関さんは語っている。お芝居というと、最近みたももクロミライボウルのPVが思い浮かぶのであるが… ちょっとPerfumeがやっても同じような「外した」感が生まれると思うので、その辺りのコントロールを上手くやってくれたらいい作品になりそうだ。「レーザービーム/微かなカオリ」の付属DVDがショートバージョンっていうのは、長いストーリーの中の一部が曲の部分だったというオチだったら面白いなと期待しながら。


 人の少ないところで桜の花びらの動きでも見ていたら、少しはスッキリできるかなと考えてしまう。