信じるほかない。


 静岡で震度6強地震が先ほど発生。


 当然東海地震か?と疑う声が多いものの、関連はないとの公式発表があり安心している。だがしかし、関東は北も西も退路を断たれた気分。まだ交通の手段はあるものの、精神的に危機感を煽られている人も多いはず。スーパーをはじめとする食品の争奪戦がそれの象徴だろう。
 空港では今、出発カウンターがこの時期とは思えない程混み合っている。しかも当日の航空券を求める人も多い。特に目立つのは、未就学児を引き連れた母親や車いすを使っているようなお年寄り。あまり考えたくない事だけれども、関東が心配なので実家に帰る、しばらく安全なところへ、という事例なのだろうかと思ってしまう。服装や持ち物が決して旅行ではない事を物語っている。空港に入っても、お土産よりもお弁当を確保する人が多いのも印象的だ。
 人々の心の中に、だんだんと自己中心的な思いが芽生え、それがかなり大きくなっている。このままでは、重要なインフラを支える人々でさえその仕事を全うしないことが出てくるかもしれない。一人一人の持ち場は決まっているので、今は個々がその責務を全うする事で、社会全体の益が計られる事を信じるほかない。