音楽と人2011/1


 「夢の続き」

 今回の「音楽と人」はインタビューは掲載されず、ドームレポートとなっている。毎回音人の写真やその色合いが好きなんだけれど、今回も初めて見るカットを載せてくれました。みんな良い表情であ〜ちゃんには惚れた///
 というわけで、気になった表現をいくつかピックアップ。
 

 メンバーが変化しないPerfume。最初から最後までこの3人。しかし、彼女たちが一定のときなどなかったのは、ファン暦の長いみなさんのほうがよくご存知のはず。いつも何かしらの挑戦によって成長し続けている。この成長具合に”不安”を感じないのはなぜだろう、と最近思う。正直、自分の見込んでいた人たちがここまでになったらビビると思うんだ。
 その点良く言われるのが下積み時代の長さだろう。他のアーティストさんと比べたことがないので、相対的には断言できないが、いわゆる「アクターズからずっと3人」という点が、この説を後押ししているんだと感じる。バンドとかだと、高校や大学で出会う場合も多い訳で、取り組んでいる長さとしてはあまり変わらないと思う。じゃあ何がこの安心感を生んでいるんだろうか?


そういうファンとの間に刻んだ絆を、忘れてないよと囁くような演出。相変わらずの長いMCでも、客席のファンとの会話をすることを忘れないが、それに近い感覚。そう、彼女たちのライヴでは、過去を忘れるということがない。約束、と言ってもいいだろう。それがファンとの間に、強い強い絆を生んでいる。


 そしてこの記述。ここでは「ライヴでは」となっているけれども、よくよく拾えば、ラジオやこういったインタビューでもそれは感じ取れる。でも一番はっきりしているのがライブなんだろう。
 誰でも、過去は忘れていない。AKBにしてもそうだと思う。何が違うかって言われたら、人数が少ないからお互が過去を全て知ってるってことかな。だから、3人の絆についてネガティブ方向で本気で語られることがあまりない。(他のアイドルさんもそうなのかもしれないけれど)だから、上記の文も間違ってはないと思うけれど、”過去も含めた3人”というPerfumeを見て、ファンの方から歩み寄るというか、絆を結ぼうとするのかなと。ファンのほうから手を伸ばさせるような3人の世界が作られていて、ライブなどでたまに向こうからも手をのばしてくれるから、ライブが欠かせないファン活動になる。

 と、ここまで書いたところで実に当たり前のことを述べている点に気がついた。消すのも面倒なぐらいに… 伝えたかったのはライブの伝統をO-CRESTから変えてないから信頼できる、安定してるって訳じゃなく、3人がいつだって3人の為に動き、夢を描いているから、安心して追い続けられる。ってこと。GAMEやら掟やらで過去を大切にしてくれるPerfume最高!とは思いませんでしたよ、という意味。
 私が新参だからかもしれないけど、”過去の〜が良かった”というつぶやきへの反骨精神ですね。過去のPerfumeが良かったのは理解してます。ドームが直角と比べてどうか、って?そんなのを考えるのが愚問という思い。ドームで記念行事やってくれたので、次のツアーでは安心して切り捨てて行って欲しいなと思います。3人が信じてる夢なら追えるってわかってるから。


 ロキノンとは違うタッチの文章。愛があって好きです。ぜひご一読を。