Perfume LIVE@東京ドームepisode3


 以下はmixiからの転載。日付等は原文まま。


  ドーム記事本編3つ目。文字数制限に引っかかってしまったので分割しました。感動のアンコール。一生忘れられない思い出です。いまも心に生き続けるこの思いを大切にしたいと思う。


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*EN01 ねぇ*

 バックステージから色鮮やかな、ねぇのジャケット衣装で現れる3人。そしてセンターステージへ。観客の拍手が迎える。そしてここが新たな感動を生む、MCである。
 あ〜ちゃんが一人一人の意見を引き出す。まずはのっちへ。僕はこの言葉が忘れられない。「これが、夢みたいだな〜っていうときか」信じられない、という気持ちがよい方向へ昇華されこの言葉が生み出されたと思う。いままで、幾多の「夢みたいな事」を実現させて来たPerfume。その3人をもってしても、今回の東京ドームは「夢みたいな事」であったんだ。軽々しく既定路線などとは言えない。Perfumeの、Perfumeを支えるスタッフの、ファンの一人一人が願ってこその東京ドーム。埋める事やはくがつく事が目的じゃない、みんなが願った東京ドームで公演を行うのが目的なんだ、そう感じさせられました。少しでも夢の実現の様子を見る事が出来た自分は本当に幸運だな…って。のっちらしい、短い言葉でステージ上での気持ちを語ってくれて、本当に嬉しかったし、ついて来て良かったなと思えた。
 次にかしゆか。「楽しい時間ってホント一瞬に感じちゃってもったいないな、って…」それはこちらの台詞だよかしゆか… お客さんに一番感情移入できるかしゆかならではの発言でした。かしゆかがちゃんと楽しめてるかな、ってのはいつも不安に思うんだけど…その後のラジオで後悔の念を涙で示すことになるとはいえ、この時点ではしっかり楽しんでいてくれたんだなーと。そして僕ら観客が楽しんでいた事もしっかり受け取ってくれるといいな、自信につなげて欲しいな、と思わずにはいられませんでした。この「観客と楽しめて嬉しい」という感情はゆかちゃんが特に強いので、彼女の時こそ、僕らは精一杯の応援や笑顔を見せてあげなくちゃいけないんだよね。その辺自分は理解してたかなーって反省しました(後で)。これはまた別の日記で書こうと思っているけど、ゆかちゃん、何も心配する事はないよ。みんな笑顔だった。それが答え。だから、これからもPerfumeでいてください。
 会場からわき起こる「あ〜ちゃん!」の声。こらえきれずに目を押さえた手が下ろされると、そこには目に一杯涙をうかべた、あ〜ちゃんが。また、みんなを泣かすつもりですね…。「本当にありがとう」の連呼で、十分あ〜ちゃんの気持ちが伝わってきます。「無駄な事なんてなかった」という発言が出来るのは、Perfumeだけですよ… 3人がお互いに信頼し合って、ここまで来れたPerfume。いつも真ん中に立っていたあ〜ちゃんには怖いことも悩みもたくさんあったとおもう。でもその解決策が、3人でいること、なんて、素敵すぎるじゃありませんか。そうやって成長して来た3人を迎える、東京ドームというステージ。そこには昔から変わらないあ〜ちゃんかしゆか、のっちの姿があった。そしてそれを一番感じ、感動していたのがあ〜ちゃんなのだ。ファンの誰よりも、3人でこのステージに立てた事に感謝しているあ〜ちゃんかしゆかとのっちにステージ上で一言ずつお礼を伝えるあ〜ちゃん。この姿に心が震えました。どんなに大勢のファンがいようとも、3人の空間をしっかり持っている限り、この子たちは大丈夫だ…。そんな安心感で涙腺緩み、小説のラストを読んでいるかのような錯覚に陥ります。サクセスストーリーでは片付けられない心の積み重ねを前にして、僕はただ、3人に精一杯の拍手を送る事しか出来なかった。

 それでは、Perfumeの新曲でーす!に目を覚まし、再び臨戦態勢に!ついにねぇをドームで聞く時がやってきました!泣いてなんていられないよ!!
 この曲は初めて振り付けを見たので…ただただ見いいってしまいました。ステージ上の3人が頼もしくて。可愛い振りしてても、しっかりしてる!当たり前だけど。ちゃんと高速ステップもやってくれて、テンションもあがりました。これからこの曲を聴くたびにさっきのMCを思い出して、ドームを思い出すんだろうな… そんな先の事を思いつつ、音楽に揺れる。このPerfumeが作り出した不思議なおもちゃ箱にいれるのも後少し。出たくないけれど。これからも思い出を重ねたいよ…。奇跡だよ、こうやって楽しめてるのって。必然に変えて行く力を与えてくれた3人に感謝してた。


*EN02 ポリリズム

 「次の曲が、最後の曲です」我に返る。「次の曲は、私たちに大きなチャンスをくれた曲です」あぁ、ココで来るのか…ここで、この曲をつかうなんてずるいよ。そんなアンコール見た事ないよ。って思ってました。嬉しくて仕方ない、もうこれ以上の曲は思いつきませんね。ドームの最後にふさわしい。11年目へ羽ばたく3人を送り出す、一曲。「Perfumeで、ポリリズム
 もうこの曲について語る事もない…脳裏に刻まれすぎて、忘れる事はないだろうな。あのポリループの照明とレーザーの数、後ろで打ち上げられる花火…すべてがPerfumeを祝福し、彩り、11へと送り出している…。次に打ち出される銀テープをつかみながら、必死に、それはもう一心不乱に泣きながらジャンプしてた。こころから楽しめる空間、全てを忘れて今を楽しめる空間を提供してくれたPerfumeは、僕を11へと誘ってくれました。素直に、それに従おう。この子たちがもっと挑戦するにあたり、それを見届ける者になってやろうじゃないか。
 
 笑顔で深々とお辞儀をしてみせるPerfume。このプロめ。こっちは泣きながら手を振り拍手するのが精一杯です。楽しかった、ありがとう。この言葉を残して、まもなく3人は去ろうとしている… 僕らもまた、同じ言葉を叫び、明日へ向かっている。またいつかどこかで、会えそうな気がするな。

 「それでは、Perfumeでした!」

 奈落へ沈んで行く三人は、深いお辞儀の後、「幸せだったよ〜!」という言葉を残し、消えて行った… 11の待つ世界へ。

 再び中央に張られた幕屋には大きく「11」の文字が。一歩進んだ3人を、また追いかける旅が始まる…。今まで沢山の幸せを運んでくれたPerfume。ありがとう、これからもよろしくね。



 また会おう。SEE YOU NEXT LIVE!