Perfume LIVE@東京ドームepisode2


 以下はmixiからの転載。日付等は原文まま。


  月日は過ぎて、楽しかった11月も終わりに近づいています。東京ドーム一色だった毎日ももはや過去の思いで。忘れないうちにささっと書き留めましょうか。

 一つ注意点。11/23にWOWOWにて東京ドーム公演が放映されました。それを見てしまっているので、前半とは忠実さや感想が若干変わっている面もあるかと。本当は統一したかったんだけどね、見てしまったもの、感じてしまったものは仕方ない。今の気持ちを正直に書き留めておこう。

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*09 Perfumeの掟 *

 念のために言うと、「Perfumeの掟」っていう曲があるわけじゃありません。むかーしむかし、リキッドとかでやってたころにマネキンに衣装を着せてた、そして曲はヤスタカが書いたのではない、というぐらいの知識しか自分も持ち合わせていません。言い訳するとフルでは映像が見られないから…。(もしかしたらあるのかな?どこかに)
 ファンクラブ会員なら言葉は知っていたけれど、多くの人が実態ははっきりと答えられない、しかし初期に対する憧れの一つだった掟。それをこの東京ドームでやってくれるとは、私は予想もしてませんでした。
 その証拠に… 今回掟が始まっても、しばらく意味を理解する事が出来なかった。いや今でも理解できていない。人のブログを参照してだいたいの予想をたてたりするけれどもそんなのを日記に書いても意味ないし。なので起きた事実だけを記しておこうと思う。
 衣装替えの音楽から切り替わり… 3人が登場…しかし、さっきと衣装変わってないような!?と疑っていると、それはマネキンだったのだ。こちらの頭の回転がストップしている間に、今まで隠されていたメインスクリーンがあらわになり、そこには動く3人の姿が。画面に表示された数字キーを打つ操作とともに、一人ずつ誕生日が入力されていく。その後、「10人のかしゆか」と題したステージが始まり、画面上に表示されたかしゆかと、その前に立つリアルのかしゆかがシンクロして動いている。ほうほう、全く意味が分からない。おそらく今までの9年間が画面にいるんだろうけど、それにしても全て同じだった気がするし不思議だった。そうこうしていると、「あ〜ちゃんアップ」という声とともに、あ〜ちゃんがセンターステージから登場する。手になぜか電子銃みたいなものを持っていて、花道の先に(いつのまにか)現われていた白いドレスを着たマネキンを打ってる。うん、これは昔の掟の時に衣装をはぎ取ったのと同じなのかなと思ったりしてた。でも今回はさっきまで着てた衣装だからスパンが短いよね。次ののっちは… と思っていると、奥にあるステージの数字の前で立ち止まり、1,2,3…と進んでいる。(これは後で分かった事:その年の代表曲の代表的なポーズをしてた)目も悪い事も手伝ってのっちが何をしているかわからず、立ち尽くす。横から歓声が聞こえると思ったら、なんと左右の島からあ〜ちゃんかしゆかが出てきていて、踊ってた。何の踊りかはわからない。のっちもセンターステージに移動し、一直線に。左右の二人もセンターステージに向かう。っとそこで、呼吸する音が…まるでシティの故障Ver.のようだなと思いながら次の動きを待つ。再び3人揃って踊りだし、センターから沈む… 見えなくなる。これが、掟で起きた事。
 自分で書いていて意味が分からない。これは現場でも同じだった。後半トップに持って来て、彼女たちは何を伝えたかったんだろう?掟をやってくれたー!という興奮に、その疑問は押し流されて行く。またせり上がってくる3人を見つめながら。


*10 VOICE*

 鮮やかな緑の衣装に包まれたいつもの3人が戻って来た!当初一曲目にやるのではないかと目されていたVOICE。その観測は半分当たっていたのだ。たくさんのレーザーとともに、華々しく後半がスタートする。
 VOICEはね…すごい好きなんですよ。歌詞もわかりやすし。夏のRIJなんかでさんざん体験させてもらった通り、落ち着いた印象ですが盛り上がる曲なんです。個人的にはこれがドーム用の曲、ヤスタカが彼女らに贈った曲だと今でも信じています。ドーム前にねぇが発表されようとも。本来ならばねぇが先に出て、日産のCMにも使われるような予定だったのでは、と思うとねぇの歌詞にも納得がいきますし。その辺をあえて逆にしてくるあたりが、さすがヤスタカ、としか思えないですね、良い意味で(笑)
 というわけで、最初がなければアンコールでやったりするかも、と勝手に思ってましたが、普通に後半最初に採用されましたね。で、この曲で良かったのが、掟の時にオープンしたメインステージ後方の巨大スクリーンに歌詞が出ていて、Perfume越しにカメラで捉えると、3人の後ろに歌詞が表示されるという構図です。さらにスクリーンの彩りも考えられていたので、緑の服を着た3人がよく目立っていた。あぁ、これは関さん(Perfumeの写真集やPV、最近のライブDVDの編集をしてる人。他のアーティストさんもやるよ)の仕事だなーと一発で思いました。アルクラウンド(サカナクションさん)のPVで使われた手法と似ていますしね。
 個人的にVOICEは曲より歌詞が好きなので、この構図にはやられてしまいました… ドームでこれをやっているっていうだけで感動なのに。泣いたか、泣く寸前だったか分かりませんが、また一人で感極まってました。数ある昔の名曲が使われるセトリのなか、新しいのに大切にされてるなーって感じて。新参だから思うのかもしれないけど、嬉しかったです。「輝く宝石みたいに続くなら」このフレーズだけで泣けます。いつまでこちらも頑張れるかわからないし…。続いて欲しいと願っているものほど、手放す時期が近いものですから。


*11 コンピューターシティ*

 さて、ここからまた会場を暖め始めるPerfume。次に用意されたのは、この夏Mステで披露され話題になったシングル「コンピューターシティ」でした。これ新曲でもなんでもないのにね。メジャーでは2枚目のシングルだよ。出させてくれたのは、今回ドームのスポンサーにもなってくれてるテレビ朝日の意地と情熱だと思って仕方ない。
 こんないわば古い曲でも、しっかりとみんなついてくるし、盛り上がれる一体感はさすがだなと思います。もちろん他のアーティストさんよりは曲数が少ないからかもしれないけど、嬉しいのは事実です。レーザーと照明がさらに観客のボルテージを上げます。みんなついてきてる!アリーナだから、低音もいい感じに響いて来て、VOICEでしっとりしていた自分もいつの間にか飛び跳ねてました!この頃にはもう体力なんて尽きてしまえ!と思っていたので、後先考えず盛り上がれましたね。結果的にはこれでよかったのですが…。
 相変わらずステージ側からの照明がまぶしくて3人の表情が見えないけど…そこは脳内補完しつつ、照明具合を楽しんだりしてました。それにしても、あの虫みたいな色はなんなんだ… かわいいけどw


*12 エレクトロ・ワールド*

 やっと、oioiできる曲がキター!!!!ってわけで、あの入りの音階を聞いただけでみんなの興奮度がぐっと上がった!それがアリーナから2階席に順々に伝わる感じがなんとも面白くて、これがドームだぜ!!と一人で盛り上がってた。
 いつもの黄色い光でもう脊髄反射だよね。すぐ入るサビでは会場全体が揺れるとはこのことかー!!というほどにみんな飛んで飛んで飛んでた!気持ちも前に出てたよあの時はさ!で、またそれを煽るようにね、サビまでは青い照明だけ、サビでレーザーやらカラフル照明やら煙やらもうスタッフ狙い過ぎだろってぐらいで。それを見て3人もガンガンなわけで。それを見た僕らはもっと盛り上がる訳で。そういう好循環が、この曲には見られるのです。だからみんな好き。(だと思う)このサビのあと迎えようとしているoioiコールに向け若干息を整えながら、しかし音楽に酔いしれるとはこの事だよ、自分。とか冷静になりながら飛んでました。
 でねー。このoioiなんですがw 当然の事ながら広い会場内ではずれるわけで。アリーナで聞いてるとね、たえずoioi言ってる感じ。アリーナとその他が生む若干の誤差が3人にどんな影響を与えたかはわかりませんが、とりあえず笑っちゃいながらコールしたよ。これは決して誰かが悪いとかじゃないもんね。あードームだなーって思った瞬間の一つでもあります。でも上の方のひとたちまでちゃんとやってるんだなーってのを振り返って見たので、それはそれはほっこりしましたよ。
 そのあと「あ あ あああ…」って手を突き出すのがあるんだけれども、それに関してなぜか自分の周りでやっとらん人が多くて、oioiとの差はなんなん!?って聞きたくなりましたw 疲れちゃったのかなー。もちろん気にせずこちらは叫ばせてもらいましたよ。ここのかしゆかも好きなんだよね。「猫だって空を飛んじゃう街で」ってとこがねー。この曲はかしゆかだ!!(多分あの長い髪が動くのが良いんだとおもう)さてあなたは、最後のスイッチ押すところまで完璧にできたかな?


*MC*

 最初に、あ〜ちゃんが楽しすぎて笑っちゃうみたいな話をし始めて、その言い方でもうニヤニヤになりましてん。そのあと恒例のゆかちゃんの食事チェックも。「2食しか食べてない…」と残念がるかしゆかに、普通の事とつっこむのっち。いいよねーこのいきなり緩くなる感じ。さっきまでカッコイイ曲を踊ってた3人が、いきなりゆるくなるのも、ポイント高いですよね。
 次の曲はこんなふりをやりまーす、と見せてくれたのは…PSPS!え、もうやっちゃうの、終わり近いじゃん!と焦ってしまいましたw


*13 パーフェクトスター・パーフェクトスタイル*

 第2回号泣ポイントの始まり。この曲がなんで泣けるのか、と一般の方にも分かるように説明すると、ファーストアルバムにしてベストアルバムになった崖っぷちPerfumeに、ヤスタカが贈った曲だから。そして歌詞をその当時に投影すると心がきゅんとなるから。
 この曲が来たら泣く!と宣言していたパフュクラも少なくない。自分も言いはしなかったけど、実際聞くと、ここがドームであるというのを理由として泣けます。あの頃あんな小さくて消えてしまいそうだった火が…ここまでの大きく美しい炎へと変身を遂げ、周りの者を取り入れて行く。僕らの心の火も少なからず献上され、あの炎の一端を担っていると思うと実に嬉しいではありませんか。
 演出はシンプル。今はドームの真ん中に立つ資格を得た3人を応援する事しか出来ない心苦しさとともに、ここまでもってくれた(自分が知るまでもってくれた)ことに感謝の念が深まる。自由を与えてくれてありがとう。親指と小指を突き出すポーズで得られる3人や会場との一体感とは裏腹に、不安も感じてしまう自分の心が嫌でした。これからもこの大切な関係が続いて欲しい。そんな願いを、最後に一つ流れた流れ星にかけながら。天井のちりばめられた星が心に残った。


*14 Dream Fighter

 この曲に何度励まされ、応援され、涙しただろう。Perfumeの努力を前にしては多くの人が自分の行いを問い直してしまう事でしょう。そして自分もその一人。アンセムと呼べる大好きな曲が、ドームで聞けます。
 最高を求めてここまできた3人に心の中で拍手を送りつつ、あの時を待つ…一カ所だけ僕らが参加できるのは「さーきまで!」これを言ったらあとはジャンプするだけです!自分のだめだなーと思うところが一気に回想されて、Perfumeと比べちゃいけないんだけど、なんか悲しくなって来ちゃって。でもやっぱここまで持ってこれたPerfumeって凄いわ、この威力なんなん、と思ったりして、もういろいろ意識が飛んで泣きました。
 思い返せば、この曲はトライアングルを借りて、最初に気に入った曲だったね。元々が電子音路線じゃなかった自分にとって、みんながカッコイイとする曲よりも、DFのような一般に近い曲が心に響いたのです。今でもこの曲は嫌いと言う人もいるので捉え方は人それぞれなんですが… 少なくとも自分の中でこの曲をドームで聞くというのは、一定の目標だったわけでして、その為にいろいろ努力したりしてきました。それはPerfumeがした努力よりもすっごくすっごく小さい物だと思うけれど、でも少しだけ褒めてもらえる気がして。個人的に終わりのない旅をしている最中なので、ドームは通過点なわけだし、後から見ると負の遺産かもしれない。しかし今ココにいるのは事実で今楽しんでいるのも事実で。何が正しいかわからないけれど、今だけは信じたい。そんな気持ちでした。
 Perfumeの3人もこの歌を歌う事で戦ってるんだ…と思うと、これからの発展に期待してまた涙ですよ。その涙も宝物、なんて歌われた日にはさらに涙なわけで、要するに涙まみれでジャンプしておりました。やや、この曲は好きだとはいえ今までも生で聞いていたし、ここまで来るとは正直予想してなかったけどね。いまでは良い思い出の一つです。(サビと普通のところの区別がつかずにずっと飛び跳ねてたのは内緒)


*15「P.T.A.」のコーナー(The best thing〜セラミックガール〜love fool) *

 このコーナーはみんなで声を出してみようというものですー。僕らPTA会員にはおなじみのものもあるんですが、一般にはキツいかもね…w
 涙を拭きつつ、だったので何やったかあんまり覚えてないんですけど… お決まりの2曲とハミガキはしっかりやってくれました、さすがあ〜ちゃん!臆することなく、全力でハミガキさせていただきましたよ!周りの人全然やっとらんかったけどそんなん気にしない!!
 その後、Tbtのサビのぐーちょきぱーちょきちょきちょきちょきちょき、セラガの三本指をやるという、超贅沢な曲の使い方をしてくれて、おぉドームってすげーなーとなるなど。Tbtはフルでやってくれるのを期待してたので、若干がっかりだった(トゥワー行けてないから)んだけどね。その後、炭酸がどーのこーの、の話になったので、まさかLovefool来るかー!?しかもフル作っちゃって発表!?とか盛り上がってた!ふたを開けてみると、まさにCMの音声を、CMの振り付けでやってくれて。「おいしいところがいい、PEPSI NEX」まで言ってくれて、もうそれだけで大満足にやにやな自分はアホだなとか思ってました。
 お決まりの男子ー!女子ー!そうでない人ー!にんじんー!じゃがいもー!たまねぎー!からおーにくぅ♪、みんなー!!!!!!の絶叫まで全て含めてあ〜ちゃんが愛おしい。もうかわいいよ、かわいすぎるよって感じで。ぶりっ子とかよう批判されるけどそれはそれじゃ、自分が可愛いと思ってればひとまずいい。(もちろん他社の理解を得るのも布教という点では大事なプロセスだけどね)というわけで、メロメロになりつついよいよあのコールが出来る曲に突入します!エレワとはまた違う意味で盛り上がってくるよ!


*16 ジェニーはご機嫌ななめ*

 それぞれ出島の先に取り付けられた垂直にあがる機械にすばやくのり、少しずつせり上がって行きます。自分の近くはのっちだった!向こうのサイドにかしゆかが見える。あれ、あ〜ちゃんは真ん中だろうけど、何やってるんだろう、真ん中はあがらないのかー。と思いながらジェニー突入。
 で、またこのコールにも当然時差があるわけでw 「ののぉぉぉちちちぃぃぃ」みたいな間延びした感じでアリーナ席の人たちは笑顔でしたw これは本人もびっくりというか、お客さんいれないと実感できなかっただろうなーと思います。で、のっちサイドだった僕らはつぎにあ〜ちゃんの姿を探すんですが、あがらなくてよう見えない。多分あの辺だろう、っていう方向向いて、「あ〜ちゃん!」と叫んでおきました。ちょうど振り返る形になるので、後ろの人たちの目線がこっちを見てるのは気にしない…ってかみんなメンバーの方向こうよ!って思いつつ、アリーナようわからんなーと不信感をいだきつつ。「ゆっっかぁぁちゃぁぁぁーーん」コールも無事に終えると、やっとあ〜ちゃんの台があがって来た。「やっとあがったよー!」と叫んでいたので、ああトラブルだったんだ(笑)とそこで気づきました。
 ジェニーの照明って、毎回同じような派手な感じでしたが、今回も違わず。大きい会場ってのを考慮してこういう形(出島でせり上がる)にしてくれたんだと思いますが、これはセンターでやっても良かったんじゃないかな、って個人的には思います。センターステージもそれなりに高くなりますしね。会場のモニターもあまり頼りにならなくて、だれがどこにいるかようわからん状態だったのです。このモニターは一塁側、とか決めてあったのかな?そういうのも導入してくれると位置関係がアリーナでもつかみやすいなと感じました。しっかし思いっきりコールできるってのは気持ちいいね。本人に向かってだしね!これぞPerfumeの醍醐味です。


*17 (コンピューター・ドライビング Intro)〜 Perfume

 ゆれて〜!っていう声で目覚めた!この状況で揺れちゃうのかと!!「5万人のドライブがみたいぜー!」ってあ〜ちゃんに言われたら揺れないのは非だよ。oioiしてたら、「みんなの近くに行くよー!」って言うから何事かと。もうアリーナだと誰がどこにいるかさえわからんのよw きょろきょろしてました。そしていきなりPerfume(曲)に変わる!なんて贅沢なコンドラの使い方!!RIJでやったときの感動はどこへやらw
 「夢のカーに乗って近くへ行きます!」おーなるほど!3人が動くのかー!とやっと理解できて、ぱっぱっぱっぱっ、と始まりましたPerfume。これが長く辛い戦いの始まりだとは気づかずに…(笑
 必死に煽ってくれる3人!ジェニーでちょっと疲れたけど。ここは戦いじゃ!ってことで必死に右手あげ続けました。やめてる人、ユー!をちゃんとメンバーに向けてない人多数の中、自分かっこいいとか思いながらね。そして大きな問題点として、3人が歌う生歌なのにサインボールを投げたり打ったりすることに気を取られて声がよく聞こえない!順番を完璧に覚えているような人はいいですけど、普通の人はこれコールすらできない、というかコールする曲なのか、知らないのかな?ってぐらいに最初のゆかちゃんコールが少なかった。本当にかわいそう。自分ばかり頑張ってもしょうがないんだけどさ、力んじゃいました。他の二人もそれ見てカバーしてくれたりしたら、良かったんだけどなーと思ってしまうのは贅沢なのかな。ただでさえかしゆかの声量は小さいので、この辺はマイクの入力値を最初から上げておくなどの対策をして欲しかったです。
 次のあ〜ちゃん辺りから、コールは少しずつ回復してきました。自分のようなアリーナの真ん中の方にいる人には、サインボールが来るはずもなくひたすらPerfumeの曲にあわせて振りやって、いろんな方向見るしかなかった… でもモニター通してみると、3人が楽しそうに投げてたので、あ、これでいいのかなーと。そんな妙な冷静な分析をしながら、これいつ終わるんだろう…という先の見えない恐怖が押し寄せますw
 CD版にはないところをループし始めたところから、この不安が現実にw みんなもいつ終わるんだろうーという表情を浮かべながら、ぐるぐるゆーしてました!めっちゃつかれるー!!なにこれー!!早くPerfumeカー元の位置に戻ってくれww っていう心境でしたね、正直に。この間に、あ〜ちゃん車いすの人にサインボール最後の一つを取っておいたっていう感動秘話が繰り広げられているともしらずに…


*18 チョコレイト・ディスコ

 急いでセンターに戻った3人から発表された次の曲がこれだよー!3人も疲れるだろうけど僕らもタフな戦いになりますw
 チョコディスは一般の方にもかなり知名度が高いのではないかと…ポリに匹敵するぐらいに。てなわけで、会場全体が再び結束し盛り上がってまいりました。ディスコ!のコールが若干ずれようがなにしようが、もう関係ない!叫ぶんだー!っていう意思が上の方からも伝わってきたし、アリーナにおいてもみんなのやる気が見違えるようだったので少し安心。そして自分もテンションをさらに高めねば!と気が引き締まりました。
 今回も華麗に「2.14」を失敗し、「コ/コ/コ」でしっかりとあ〜ちゃんパートを決め、ディスコのコールで盛大にジャンプしながら堪能させていただきました。もう何回も生で聞いているけど、ドームのこの大勢の中でやるディスコ!はまた格別でしたね。それとともに、この曲の偉大さも感じました。GAMEアルバムは至高だなーとね。もっともっとディスコの輪を広げたい。そんな気持ちです。ともあれ、大サビのところの連続ディスコに腕の疲れを感じ、残された時間の短い事を悟ります。


*19 Puppy love*

 この曲の冒頭では、たいがい「これが最後の曲になります!」ってつくんだけど、今回はそうは言わなかったのを聞き逃さないぐらいの冷静さはまだ残っていたようです。
 本当は悲しい曲、でも楽しそうに歌うPerfumeと上下上上下上下下の振り付けの相乗効果でライブ終盤の盛り上がりに使われるのが定番化したパピラ。最初のあ〜ちゃんの生歌成分高めの声にみんなが聞き入って忘れてた、指で叩くまねをする振りも完璧にこなしつつ、その時を待ちます。そしてキター!上下上上下上下下!!!!パフュ独自の振りとしては有名なので、みーんなやってました!凄ーく気持ちよかった。多分3人も壮観だったと思います。「puppy love!」ってとこでちゃんとPの文字を3人に見せるようにやってる人がほとんどで、その点も安心したー!周りが盛り上がってくれると、自分のテンションも高まって嬉しいですし、こんなに楽しいものなんだと実感しました。
 恒例のセンターステージまで走る3人を見届け、最後にしっかりとPマーク。あぁ、いよいよこの時間も終わるんだな…楽しかった…割りとお腹いっぱいになったよあ〜ちゃん、と思いながら、本編最後の曲になるであろう、次の曲紹介を待ちます。ここで願いとか来たら泣いちゃうなーなんて思ったりして。


*20 wonder2 *

 そんな予想を軽く裏切り、流れて来たのはラーラーの声。まさかの!まさかの!w2とは。GAMEツアーやトゥワー参加できなかった者としてはすっごく嬉しい。なんか今日はこんな事思ってばっかりだなーと思いながら、「この曲で最後」というあ〜ちゃんの言葉をかみしめます。
 円盤の外側に立って、ゆっくり回転する3人をみながら、ただ手拍子を打っていた… そしてピースサインでらーらー。よう分からんけど、これを出来てる自分が嬉しくて仕方なかった。東京ドームの真ん中に立つ3人を囲んで、5万人もの人たちと歌って振りをできるなんて。こんな幸せはもう2度と来ないだろうし、同じ場面は2度と存在しない…と思うと、無性に今の時間を大切にしなきゃいけないし、覚えておきたいという気持ちが強くなってきました。
 何度も「うたってー!」って叫びながら、バックステージに歩いて行く3人。心を打たれる風景だった。あぁ、遠くに行ってしまう。せっかく数時間かけて心が近くになったのに、また3人は次なるステージへと旅立ってしまうんだ…そんな空しさと戦っていたのです。現実の喜びと心の中の寂しさとの乖離が、こらえきれない涙に変換されていました。この場に入れた事はなんら間違っていない、ありがとうPerfume。深々と頭を下げ、下手へはける3人を見届け、天井を見上げる。とそこには、レーザーで描かれた数字が…!

 どっと疲れたように座りだすアリーナ。やや、まだ戦いは終わってないぞ!画面に映し出されたロゴをぼんやりみながら、アンコールの手拍子に加わる。まわりにちらほらいた、立っている仲間たちが凄く頼もしかった!数分のアンコールはさすがにそろわなかった…がパッと会場が明るくなった瞬間のどよめきは一心同体。素敵だよファンも。


 つづく