ROCKIN' ON JAPAN 2011/1


 Perfume「3人が結実させた『夢』の全容とは?渾身の東京ドーム公演レポート!」


 前号の予告通り、ドーム公演レポが掲載された。内容はライブ全体が網羅され、おおよそTLでも盛り上がったような、今回のライブの要点となるポイントが文字化されている。その中でも特に”Perfumeの掟”に関する解釈について。

 

 まばたきするのももったいないほど、3人が完璧に舞台装置として機能した、完成度の高いショーが展開される。複数の自分の分身と踊る事によって、ポップグループであるPerfumeという存在を対象化する。少し前に自分が来ていた衣装を着たマネキンを爆破する。これまでの歩みを振り返り、11という新たな数字に向かっていく。この”Perfumeの掟”の演出には、Perfumeは決してとまらない、前進し続けるのだ、というメッセージを感じた。


 のっちについて語られてないように見えるけれど、引用文の前で3人3様のパフォーマンスについて軽く触れている。すごく既視感のある解釈なのだけれども、やっぱり誰でもそう感じるように演出が施されていたのだろうか… 自分はもちろん現場で気づく事もなく、記憶も不完全だったのでTLに流れて来た解釈を元にいろいろ考えていた。(結論は今回の引用に近い)
 掟から得られる情報は、立ち止まらない、だけで良いのだろうか…と最近考えていて。というのも、上記のような解釈だけだとあまりにもストレートすぎるのではないだろうか…と思ったから。Perfumeが今まで楽曲やライブでのパフォーマンスに込めてきたメッセージ性の高さを考えると、もう一歩進んだ見方をしなくてはいけないのかなと。
 逆に、もしメッセージがこれだけだとしたら、Perfumeの掟をやった意味とはなんだろうか、という話になる。GAMEをやったのも含めて、今までのライブの”ハイライトシーン”でしかなかったのだろうか… そうなるとメッセージとは相容れないライブ内容となるな…という具合。
 この考え方は極論っぽいので、もう少しマイルドな着地点を探してみたい。答えが出る前にブログを書くな!と言われそうだけれども、こうやって残しておかないと、何を考えなくてはいけないか、ということすら最近は忘れてしまうので…。


 MCも大切なポイントは文字化されているので、ライブ映像が脳内再生されること間違いなし。ノイズの少ない写真とセトリつきです。良ければ本屋さんでお買い求めください。ちなみに表紙に書かれている「3人の夢がみんなの夢になった」ってのは個人的には「3人の夢。みんなの夢。東京ドームライブ」っていう解釈です。
 文章中に、誰でも分かる間違いが一カ所ありますのでそれも探してみてねー!