ルーズコントロール。
記憶に追われる人生。
アーティスト・アイドルを追いかけるとき、ふいにかかる曲で何を思い出すか、というのは大切な分岐点だと思う。その時のアーティスト・アイドルの動向や出来事を思い出すのか、自分の身の回りの出来事を思い出すのか。
私は後者で有りたいなと思っていて、やはり娯楽のあるべき位置としては自分の里程標の一角であって欲しいという意味で。追いかけることを人生とはしたくない、追いかけている人生にしたい。そのほうがコントロールできている感あるじゃないですか。自分の行動を他者に委ねるというのは本当は勇気のいる行為だと思うのです。結婚とかお付き合いとかってそうじゃないですか。そのハードルを下げることができているという点でアイドル・アーティストはすごい。
そんなことを思いながら名古屋行きチケットを手に入れる説得力のなさです。