期待が確信に変わる音。


SKE48第二章、はじまる。


「新時代」という言葉はいつも不確定で胡散臭くて電車の吊革のように揺れている。前には進んでいても簡単には使いたくない言葉。ところが、武道館で新しい何かを見せてくれた人たちがいた。それは「何か」と形容するにはあまりにも現実的で夢に近づいていた。人はそれを「最高だ」と呼ぶ。


SKE48初の武道館コンサートは「ライブって楽しい!楽しいは正義!」を再確認させてくれる内容でした。セット、照明効果共にどの席でも満足できるもの。アリーナを取り払うというアイデアも結果的に多くの観客の満足度をあげることになったのではないでしょうか。
気になっていたモニターは中央に4面配置され、スピーカーも配されていました。東西南北のステージは昇降機能付き、センターステージはフルカラーLED埋め込みで自由に映像を流せます。全員が上から見ることを意識したアニメーションが流されていましたよ。


31曲連続、という言葉に目がいき勝ちですが、その内容も苦労のほどがうかがえます。卒業メンバー発生によるユニットシャッフルは当然のこと、新チーム体制での公演曲披露までありました。こんな雰囲気になるんだ、とお披露目です。チームとしてのスキルはまだまだ上げる余地はあるでしょうが、現段階での個々のポテンシャルは遺憾なく発揮されていたかと感じます。
一曲ごとにコメントできそうなほど思い入れがあるのですが、それはあとの機会に譲ります。本日最高のMCを書いて終わりにする!この一言で期待が確信に変わった。


「新KⅡ、はじまる」ー高柳明音


written by iHatenaSync