まずはきんぎょばちを飾ってみよう。


 箱物だけ先に買ってしまう日本的アカウントがこちら。


 松井玲奈「きんぎょばち」を見た感想を。(ちなみに「きんぎょ」は買ってないです)


 撮影中、ずっと彼女に密着。撮影も恐らくデジタル一眼レフを使っていて、動いている映像の中にも切り取りたいショットがたくさんありました。「恐らくここが写真として使われているのだろうな」と予想しながら見るのもまた楽しかった。映像の中に収められていたのは、ファンが抱いている「松井玲奈像」そのものだったので、写真集の狙ってる路線が気に入らなかった人ほど楽しく見れたりすることでしょう。善くも悪くも、彼女のイメージを崩さない、コメントや目線が入っています。
 個人的に、こういうイメージDVD的な作品を買うのは初めてだったので退屈しないかな?と心配でしたが、ある程度ファンなら問題なかった。写真集の撮影って、もっと大変で、カメラマンの指示に従わなきゃいけないイメージがあったけれども、被写体の自由にさせてもらえる部分もあるんだなって。そういう写真が実際に売り物に収められる確率は低いけれど、このDVDを買えばそんなポイントも見放題。むしろ自分はこっちの松井玲奈を見たかった。少し頑張っちゃってる方の玲奈は、なんだか辛いです。


 こうして単身撮影に臨んでいてさえ、彼女の肩にのしかかる「SKE」という重荷を感じるのはなぜだろう。それだけ捧げているということなんだろうけれど、文字通り「今は」きんぎょばちから出られない、見られる側のきんぎょなんだなって。飛び出したら死んでしまうことが分かっている覚悟。顔に出る忙しさだったり、小さな事で喜びを得ている風景だったり。若くて一番自分の為に時間を使いたい、使える時期をこうして大人たちに囲まれて過ごすのは誰でも一度は後悔するはず。喜んでいるように見えて、本当に嬉しいのかなとか、今すぐにでも辞めて逃げ出したいんじゃないのかなとか。ファンなら一度は考えてしまうアイドルの負の面をそのまま出している感じが好きでもあり、松井玲奈にはその感情が載せやすいというところに人気があるのかなと改めて実感した次第です。


 さっきからDVDと書いていますが、実際に購入したのはBlu-rayです。撮影機材も相まって画質は納得いただけるレベルです。もうこれだけで”買い”ですよね。

きんぎょばち (Blu-ray)

きんぎょばち (Blu-ray)


 特典としてインタビューもあったので、そちらも見たら感想を書きたい。そう思わせる松井玲奈