売れてしまったら。


 娯楽に追われ始めると、それは娯楽ではなくなるわな。


 近頃感じるのは、48グループほど、CDが売れなくてもいいアイドルはいないよね、ということ。秋元先生が日頃から言っているように、常にドキュメンタリーでなくてはいけなくて、ひな形の使い回しはダメ。日常に彩りが必要な訳です。そのために、ブログだとかGoogle+だとか、基本的な公演などが用意されている。一つ企画を投げれば、良くも悪くも勝手に転がって行ってしまう状態。もちろんここまでフィーチャーされるのには確実に役立ったシングルセールスの大記録だけれども、今となっては音楽番組への出演券ぐらいの意味しかないかなと感じる。
 だからこそ、実は最近言われている「握手会を変える」というのは、権利添付をCDから別にするのかな、とも思うのです。頂点を見てじわじわと下げて行くよりも、一気にセールスを落とした方がおもしろい。それでいて、ほぼオリコン1位を取れるレベルの枚数は売れるので、実は仕事には影響ないかなと。48グループにはそのぐらいの力はあるし、「会えるアイドル」の形態の多様化にもっと別の答えも欲しいところだ。リリースへの圧力がグループの可能性を減らす事にならないといいな、というのが昨今の考え。


 180度違う答えとして、全グループ一斉発売という思惑もあるのだけれども、それは総選挙とからめてまた今度書きます。