iPhone4Sに込められたもの。


 こんな時間にKDDIさんご苦労さま。


 明日7日16時よりiPhone4Sの予約開始とのこと。本来ならば本日夕方頃料金の詳細が出るとの報だったのですが、遅くなりこんな真夜中に。ギリギリまで対応を迫られていたんですね。iPhoneがどれだけ大事かよくわかります。ちなみにソフトバンクはまだなにも動きがありません。
 端末価格は、一括ではなく2年使った時の実質価格が提示され、16GBモデルが0円、32GBモデルが1万320円、64GBモデルが2万640円となっているようです(KDDIの直営店であるau NAGOYAで毎月割を適用した場合の新規契約価格)この値段だけ見ると、iPhone4の時の価格とそんなに変わらないので、一括の64GB版でも6万円以下で提供されそうですね。まずは一安心。iPhoneなんて最初から2年使うつもりないので、一括価格を提示してくれればいいのに…と思いますが、そこはソフトバンクとの腹の探り合いの一貫でしょう。
 料金はともかくきになる技術面ですが、au初のmicroSIM採用になり、SIMロックがかけられるようです。とはいえ、海外ローミング時はCDMA/UMTS/GSMiPhone4Sの対応バンド全てを利用できるようで、これは朗報。国内では一回CDMAにしてしまうと、W-CDMAは使えない、と書いてあったので、そのへんはいろいろあるのでしょう…
 さらに、新800MHzと2GHz帯の対応が書かれていて、既存のau携帯とほぼ変わらないエリアを享受できるようです。新800Mhzも大分追い込みされているようだし、バンド幅からして2GHzがメインになるでしょうから、その点で余計な心配はいらなくなりました。確かに理論値では大きく劣るau版ですが、特に混雑している所の上りの実効速度で魅せてくれるはず…!期待しています。


 iPhoneとは直接関係ないですが、「EV-DO Advanced」という技術が幕張メッセで開催中のCEATEC紹介されているようです。この技術は、”基地局トラフィック量を確認して、最も近い基地局が混雑している場合、混雑していない近くの基地局に接続することで、トラフィック量の多いエリアでも高速で通信できる。”というもの。基地局のソフト更新で対応するという事で、iPhone4Sでも適用されるのかな、と期待が広がります。これが成功すると基地局数が多い屋外でスループットの改善が見られそうですね。


 Apple社の前CEO、スティーブ・ジョブズ氏が亡くなったという。イノベーションを起こす素晴らしい才能の持ち主だった事は、昨今の歩みを見るだけでも明白。彼が残した言葉はどれも勉強になります。すっかりApple信者になってしまった一人としては寂しく思いますが、今後のApple社にも期待をしています。また大きなイノベーションを見る事ができますように。