その笑顔が悲しい。


 最近の日記ひどいなぁ… 所詮そんな生活しかしてないってことなんだろう。たぶん。


 Perfumeは正月休み真っ最中ですが、こちらも3連休突入ですん。で、お正月に録りためたTVを見ようかと、torneを起動しまして。結局見れたのは「紅白歌合戦」と「CDTV」だけですが…。
 ”紅白歌合戦”ですが、歌手別視聴率によると、Perfumeは数字を下げたようです。

       aiko 40.0%
       Perfume 39.5%
       TOKIO 41.5 %

 大晦日はチャンネル変更回数が通常より多いと思うので、視聴率の変動をどこまで気にすれば良いのかわかりませんが、一般大衆に受け入れられる存在を目指す余地はまだ十分にあるようです。後半の歌手別ランキングでも、下から2番目の位置(和田アキ子さんの上)。前後ともいろんな年代から支持されているアーティストさんですので、やはり数字の低下が目立つのです。本人達が大好きなaikoさんを見ている人たちも取り込めない。
 演出についてですが、照明や背景はMJで慣れているのか無難にこなしてくれていました。民放のように挑戦的すぎて画面がブロックノイズだらけ、ということもないですし、とくにカッコイイというわけでもないと。ステージセットの関係から今回はこれが限度だったと思うので、その点は責めないでおこうと思います。カメラワークはファン目線からすると、いい表情を抑えてくれているのではないでしょうか。試しに”ねぇ”初披露時のミュージックステーションと見比べてみましたが、断然今回の方がポイントを捉えていたと思います。いつものMJと違ってクレーンカメラが左右にあるのも自由度が増していいですね。
 当時のTLに参加できていないのですが、きっと”生歌”ってところは議論になったのではないかと推測します。最近は生歌も考慮されたかのような曲が多いし、歌ってること自体は違和感がないのですが、あの音量はいかがなものかと思います。特に紅白歌合戦、まるで会場の音を拾っているかのようなエコーがかかっていて、普段より音のシャープさが欠けています。ただし、インストの音は十分だし、低音も出してくれていたようなので迫力はありましたが…。その裏返しとして、メロディー部分が残念な結果に。サビで切り替わるので、その落差が余計に目立ちます。慣れている人は気にしないと思いますが、紅白歌合戦を聞くような層(ここで想定しているのは、年齢層高め)にはただの歌唱力のない子達、と映ってしまうのではないでしょうか。前後が定評のある歌手なのでなおさらです。
 長々と書きましたが、紅白というステージでは「うたの力」が求められるので、残念ながらPerfumeは向いていないのでしょう。国民的ステージに立つという意義は十分にありますし、一昨年の私のように名前を知ったばかりの人が曲を知る術ではあるので今年も出て欲しいとは思いますが、出場曲と演出にはいっそう注意していただきたいなと思います。MJ司会の件と含めて、バラエティーとの付き合い方を考える2011年になるでしょう。


 紅白歌合戦では、もっと気になったポイントがあります。
 実はPerfumeの登場時のあ〜ちゃんのコメント(=2010年どんな年でしたか?という松下奈緒さんの質問への応対)を書き出そうと思っていたのですが、torneを消してしまいました…また今度。彼女は攻めの年にできた、ということを言っていましたが、まず一般人には分からないと思うんですよね、攻めの年だったかなんて。その指標として東京ドームを掲げていましたが、自分たちからやりたいと言ってそれが実現した旨をはなしています。3人が東京ドームを大切にしてくれるのは嬉しいし、去年で一番誇れることだとは思うのですが、私はどうも押しが強すぎるな…と感じました。「自分たちは実はこんなにメジャーなんです」ということをアピールするかのようで。東京ドーム公演をした事実じゃなくて、それを終えて一年どうだったか、どう成長できたかという点を手短にアピールできると、年齢層が高い人たちからの目線も暖かくなるのではないでしょうか。ああいう大舞台というか、ファン濃度が薄い番組では中の熱を高めるより広げることに重きを置くといいのでは、と思います。
 逆に言えば、こうやってどこでも3人の素直な感想を聞けるうちは安心、って思うこともできますね。それでこそPerfumeというわけです。


 紅白についてはまだまだ語り足りないですが、CDTVは……でした。Perfumeのうち誰がか番号聞かれたんですね。なんかあの事件を思い出して嫌な気持ちになってしまいました。まぁこれだけ露出してればそれも当たり前ですけど。演出もかなり残念、シングルメドレーもメドレークオリティでしたので言うに及ばず。どこでも笑顔で頑張ってる3人を見て悲しくなりました。番組に出れるだけ感謝、っていうのが私の持論でしたが、どうやらそれも考え直さないといけないですね。


 ま、このあたりで。今日は手厳しいこと書きましたが、2011年はそれだけ厳しいということです。自分もファン2年目、いよいよ研修期間も終えてしっかりと追っていきたいと思います。