CDJ1011@幕張メッセ


 さて忘れないうちにCDJ1011を振り返りましょうかー。


*1140:会場着*
 幕張メッセに来るのはCEATEC以来。というか、こういうコンベンションや展示会で幕張メッセを訪れるのが不思議=スーツじゃないのが違和感。それでも周りの人たちは確実に若者が多くて、服装もフェス向けで。こういうのを見るだけでテンション上がりますよね。ちらほらLSGも見かけたりして。
 グッズの予約をしていたので、会場外に設置されていた公式グッズ販売スペースで受取。通常販売列は20分ぐらい並んでいたけれど、予約列は待ち時間0分。もちろん時間が遅くなれば混むのだろうけれども、お金の受け渡しもなくこれはスムーズです。販売列が長い夏のRIJに是非導入していただきたい。
 リストバンドと交換して、クロークに向かうまでに何人のLSGを見たことか… 公式Tにドームタオルも結構居ましたね。思った。「これはホームだ」と。


*1250:朝礼→PUFFY
 恒例の朝礼に参加。前の方が結構空いていたので、Perfumeの時この辺がいいよねーとか言いながら前方エリアへ。(これが誤算)渋谷さんの施設自慢を聴いて、今年のCDJも力が入っていることを確認。去年知らないけど。で、ナチュラルにPUFFYへ移行…しかし後ろは結構人おって出れない…というわけで急遽参戦。これモッシュ来たら体力もたいないですけど!と思っていましたが、全くありませんでした。そのかわり熱唱組の声がよく聞こえました。こんな仕方で参加したアーティストさんですが、知ってる曲もいくつかやってくれて、普通に楽しめた!このぐらい緩く聴けると楽しいんだなという。全然CD持ってないので今度借りましょう。


*1400:昼食*
 予定よりはいささか遅くなりましたが、フェス飯を堪能しようと商店街へ。目を付けていたお店はどこも並んでいました… みんな考えることは同じだね。仕方なくその中でも列の少ないお店へ。塩豚丼みたい。美味しい、だが量が足りない。この辺も体力が持たなかった敗因だと今思うよ。ご飯大事です。


*1425:miwa*
 正直お名前と顔しかわからなくて、曲聴いたことないんです。でもGPFのときの評判が良かったから是非生で聴きたくて。Perfumeのこと考えると全部いられないのですが、ご飯をかっこんででも見にいきました。
 よかった…!っていうか声高いよね。ああいうサウンド好きなんです。聴いてて清々しいというか、目が覚める。もっと浸っていたいと思っているうちに、離脱時間。EARTHステージへ。


*1500:MINMI奥田民生
 MINMIが終わる前に前方エリア近くにいないと!と思って早めに。この人の歌はJCDのオープニングの曲しか知らない。で、それも最後にやってくれて盛り上がったんですが、その前に「挑戦」について語っていて。この手の話には元々弱いけれど、気分も手伝って普通に聞き入ってしまいました。それとともに、なんだかPerfumeの為にこのステージに早めに来てた自分が恥ずかしくなったよ。なんの発展性もないよなーこの行動って。
 民生さんが始まる時には、前方センター20列以内には収まっていました。彼を生で聴くのは初めてだったので楽しみだったけれど、モッシュ起きないよね…とちょっと心配になった。なんとなく夏の10-FEETで体力を消耗してしまった経験が忘れられなくて。(アーティストさんが悪い訳じゃない。自分の調査や準備不足)で、起きた。最後の方で。
 残念ながら自分が知っている数曲はマイナーすぎるのか古すぎるのかでやらなかったけど、いいサウンドです。長く続けていることは一定の評価基準になりますね。冒頭、民生さんが「Perfumeです」とか言ってて、笑う人が多ければ良かったんだけど、余計に民生ー!コールが強くなって肩身の狭い思いがしましたよ。


*1645*Perfume
 民生さんが終わったら客層入れ替わると予想していた自分は読みが甘かった。抜けるお客さんよりも、後ろからガンガン押してくる人が多いこと… 流れにそって10列目付近へ。ただしこの状態で十分ドリンクが飲めない程の距離感。距離感というより距離0=密着。ここで十分に水分がとれなかったのも敗因の一つ。PAも早々に終了し、いよいよ…
 ”FAKE IT”が流れる!レーザーがすぐ頭上を走る!がっと前に詰める!この3つが1秒以内に発生する程一気に会場が盛り上がりました。”あの曲”という表現が何を表しているのかは元々議論になっていましたが、やっぱりやってくれました。個人的にやるなら出ばやしでサビ使用だろうなーと思っていたので、予想が当たって嬉しかった!フリなんて全然覚えていませんよ。
 ”ねぇ”はFAKE ITのサビが終わってからすぐ入る感じ。大分見慣れてきた感もあり、さすがにドームを思い出して涙することもなく。思いのほかねぇのフリをまねする人が多くて… かなり圧縮キツかったんだけど、そのなかでサビはしっかりやってる皆さんがちょっと滑稽でもあり。そんなことを考えている余裕もあるんならまだ大丈夫だと思う自分がいて。
 ”ワンルーム・ディスコ”を今年もやってくれました。そーんな圧縮せんでも!っていう曲なんだけれども、容赦なかった。の割にはコールする人も多い。で、その会場を見ているあ〜ちゃんの表情がまた美しくてね。これだから天使なんだろうなと思う。のっちとかしゆかは会場見て何かしら思うところありそうだけど、彼女は楽しんでいる と捉えていることだろう。悪魔と表裏一体なわけです。このときばかりはそう見えたのだな。で、この曲一瞬静かになる所あるよね。「ひるまみた〜い」ってところで、後ろのディスプレイが夜の街を再現していた。これはすごい!と思いました。Perfumeの世界観が映像に近い形で具体化してるのは珍しい。大抵は無機質な形だから。
 ”MC”では東京ドーム参戦した人が多いんだなということに気づかされる。にんじん たまねぎ じゃがいも によるチーム分けも完璧にこなし、「お〜にくぅ〜♪」の後は復唱するという決まりも誰が言った訳でもないのに把握していた会場(というより前方エリア)これにはあ〜ちゃんもビックリしていました。ここで自分は靴ひもが盛大にほどけて脱げかかっているというハプニングを発見しつつ、修正しつつ3人のトークに浸り、しばしの休息を得る。渋谷社長のものまねもしっかり披露してくれて、まーこの広い会場をしっかりと自分たちのものにしていました。大事な技術です。いつものごとくこれぐらいしか覚えていないので次へ。
 ”VOICE”は会場が暗くなってからスタートだったので、ちょっと幻想的。で、圧縮も緩くなったのも相まって、涙が出てきてしまって。つくづくこの曲弱いなと思います。少し流されてたけど、ずーっとあ〜ちゃんが目の前なので、一心不乱に見てた。目が合ったような気までするよね。一年の出来事が走馬灯のように流れて。Perfumeに出会えた2010年は幸せだったよ、という気持ちでいっぱいでした。この輝きがいつまで続くのか分からない、という気持ちと歌詞がリンクしているので、VOICEは大好き。余裕があるからか歌う人が多いのも気にならないぐらい、あ〜ちゃんだけをただ見てた。それが幸せな過ごし方。
 ”マカロニ”を聴くのは実は初めて。このときもあ〜ちゃんが目の前で。みとれた。とはこんな時に使いたい表現。空気感が大好きな曲だからフェスで聴いても面白くないなと思っていた自分の考えは間違っていた。ここまで伝わってくる涼しい空気と乾いた風が逆に心を温めてくれました。本当に彼女しか見えなくて、ドキドキするってこういうことなのかな、とまで思えてきた。いつの間にか涙も止まって、最後には笑顔になりました。守られてるのはこちら側だね。
 ”PTAのコーナー”も毎度おなじみ。ゆったりした空気を再び熱く煮え立たせます。男子ー!女子ー!に続き、はみがきも今日はコールが多め。ウルトラソゥ!ハイ!!も完璧。ここで「もういくつ寝ると〜お正月〜お正月は何したいー?(何しようーかな?)」という新たなコールを求められる観客!戸惑いの笑いがおきつつも、必死に食いついて行く感じはさすが普段からあ〜ちゃんに鍛えられとるだけのことはある。かしゆか→のっち→あ〜ちゃんの順で歌って答える。二人は何をするって言ってたか忘れちゃったけど、あ〜ちゃんはショッピングショッピング言ってました。こういう可愛さが、また惹かれますよね。その後は体を動かして、上下上上、グーチョキパーチョキチョキチョキチョキチョキの練習。って、え!!!!ってここで感じる人が少なくて歓声上がりませんでしたが…Tbtフルに期待が高まります。
 ”The best thing”がかかったら、みんなその意味を理解して再び圧縮開始!自分も初めてフルでこの曲聴ける訳で盛り上がります!押して押されての大混乱です。最初の一列になってやるところのフリが格好良すぎて倒れそう。トゥワーには行ってないけれど、DVDの映像が頭をよぎります。そしてサビでフラフラになりながらもフリでPerfumeに答える。右手が疲れてきたとか関係なくあ〜ちゃん煽ってきます!もげろ右手!と誰もが思いながらフリやってたことでしょう。ああ、しかしもう少しじっくりフリを見たかったず…というのは内緒。このころから天井見る機会が多くなってきたから…前に大きい人おったし…。
 ”Puppy love”で恒例の締めか…?と思っていたら、どうもあ〜ちゃんの様子が違うのでこれはまだあるな読んだ。でも体力の限界が…というのも事実。正直上下上上すらしっかりできていたかどうか記憶にない…なんか知らんが後ろの人は前後ろ前々バリに拳を突き出してきよるし、もうなんなんー!って。普通に上に上げてくれよーあ〜ちゃんに従ってくれよって。そんなこんなで余計な体力を使ってしまい、パピラ終わる頃には感謝が満ちあふれてフラフラ…隣に寄りかかってたと思う。さっきの圧縮で5列目ぐらいにきて、前の柵もすぐそこだし、右側の柵もすぐそこ、というところまで流されたらしい。3人の笑顔が残酷でした。もうハッキリ見える位置まできた喜びは意識の彼方へ。
 ”ポリリズム”を最後にやるのはドームだけの特権、と思っていたんですが、どうやら違うみたいです。大盛り上がり。レーザー多用。ポリループが凄い歓声。これぐらいしか覚えてない。気力でやってました… って書くと危ないところまで行ってる人みたいですが。なんか知らんけど前が人でよう見えんくて、どうしようもなく飛び跳ねてたんだ。ちらちらあ〜ちゃん確認したりして。ピンク可愛いよね、とか単純なことしか判断できなくて。この曲最近泣けるって人多かったし、自分もそうなんですが、極限になると泣けないということを実証してきた。ドームはまだ余裕あったんだなー。でもポリリズムはいいね。誰もが知ってる曲で、多分後ろの方までいい盛り上がりを見せていたんだろうな…
 良いお年をー!と叫びながら、おーにくぅ!と叫んだか叫ばなかったか。早々に立ち去るのっちといつまでも手を振るあ〜ちゃんを確認して、一目散に退避…情けない。でも、2010年のPerfumeをしめくくるには最高のステージだったことは実証した。その証人の一人になれたのがまた嬉しい。


*1740:座り込みからの栄養補給からのSuperfly*
 あまりにもふらふらしとったので、PAブースの横で座りながらドリンク補給。それでも足りんかったので、ロビーにて炭酸補給。クラスタの人と今日の感想を語り合いつつ、またEARTHへ。Superflyを見たかった。座ってたけど、そんな状況でもなかったので立ち上がって鑑賞。でも元気を取り戻すにつれ盛り上がってきた!あの圧倒的な歌唱力は何者にも代え難い武器だね!すごい!生で見れて聴けて良かったー!って心から思えるアーティストさんだ。どうせならもっと前の方の良い音響で聴けば良かったなと後悔しつつ、体力がそれを許さなかっただろうなー。


*1850:夕飯たべましょ*
 時間も空いたことだし、ちょっと頭痛がしたので夕飯へ。みんながようツイートしてた”ハム焼き”ってのを初めて食べてみた。美味しいね。あんなあついハム食べたの初めてかも。ほいで今度は甘い物が食べたくなってクレープを。お金触った手で巻いてるのが若干気になったけど、そこはフェスだから許されるのか… 食べながらさっきの夢のような地獄のような時間を思い出して笑ってた。幸せだね。自由だね。


*1930:DJブース*
 夏のRIJで一番気に入ったのが実はココの存在。だから今回も一度は足を運んでみたくて。で、行ったらすっごくガラガラで…(ええ、あのGO!FESのよう…)ま、まだ28日だから仕方ないよね!capsuleの時は上の席までぎっしりみたいですし。パク森の匂いに誘われつつ耐えた。そしたらクラスタの人何人かいて、抱き合ったりしてて仲いいねーって見てました。(男女じゃないよ)そうそう、ここでも思ったんだけど、歩いてると誰かしらに会うんだよね… 一人参戦とは違った楽しみ方が出来ます。Twitterすばらしす。今日の締めはなににしよう…10-FEETとZAZEN。みんな迷ってたけど、最終的に見たことないZAZENにしました。


*2030:ZAZEN*
 まったく知らないアーティストさんで。名前はたまにみかけるぐらいで。第一印象は不思議な感じした。何言ってるかようわからんかったし。でもこれがだんだん盛り上がってくるんですよね。まるでこの場で曲を作ってるような感じ。少しの音がつながって、曲になる。実際は違うんだろうけど。ゆったりしたスペースでみたのもあって、じっくりしっかり聴けました。不思議、奇妙でおどろおどろしい空気感。でも、鮮烈。これは良い曲を発見した。途中で入ってきた方もまったく存じ上げないんだけど、レポ見ると素晴らしいコラボだったみたいで。その人のパフォーマンスをちらっとみて、自分は帰らんくちゃいけなくて会場を出ました。


*2130:帰路*
 正直最後まで聴いていたかったけど、早めに帰らなくちゃいけなかったので、混雑する前に離脱。すいすいクロークも進んで、名残惜しさも程々に足早に会場を後にしました。また来年絶対来てやる…そして複数日参戦するぞ!と決意を新たにしつつ。一人で帰る帰り道は寂しかったけど、なんだか頭の中が音で埋め尽くされてて、それを整理する良い時間になりました。なんの音楽も聴かず、ただ周りの音を聞き流し。少しずつ今年の終わりを実感する。
 すごく辛い状況になってまで、私がPerfumeを追うのはなぜだろう。ましてや、もう少し後ろで見たところで、曲が変わる訳じゃないのに…でもそこには、快楽の追求が関わってくるんだろう。そして、少しでも前で見ることが愛の表れだと、心のどこかで思っている気がする。フェスなんだから、もっとたくさんのアーティストに目を向けたいという気持ちも2回目にして強くなってきた。Perfumeの席を犠牲にすれば見れるアーティストも増えるしね。それでも、やっぱり最前を目指して突っ込んで行ってしまう…んだろうなぁ… これだからバカは。愛してるPerfume


 こんなところ。思うところたくさん。だが、もう忘れた。見ての通り、具体的事実なんてほとんど覚えてないけど、そこにPerfumeがいて、一緒に飛び跳ねたという事実だけで幸せなんです、いや幸せに感じてる自分がいる。他のアーティストさんにも十分刺激を受けることが出来たのも今回の収穫。次はGO!FESで、ちょっと今までとは違いそうだが… そこにPerfumeが登場する限りしがみついて行きたい。この音楽の方向性は来年も変えずに行くんだ。