初めてのPARTYが始まるよ。
ファンなら一度はテレビで目にしたことのある、AKB48最初の公演「PARTYが始まるよ」の初期の映像。未だに博多で当時の公演を演じているグループがいると聞いて、福岡にカジュアル遠征してみました。(白々しい)
2013年10月23日(水) 開演:18:30〜
「PARTYが始まるよ」公演
出演メンバー
秋吉優花・安陪恭加・伊藤来笑・井上由莉耶・今田美奈・宇井真白・上野遥・梅本泉・岡本尚子・草場愛・神志那結衣・駒田京伽・坂口理子・田中優香・谷真理佳・深川舞子
PARTYが始まるよ公演を演じているのは、48グループの末っ子・HKT48の研究生たち。ほぼ2期生を中心としたその一団は、時には研究生としておくにはもったいないほどのパフォーマンスを見せることで、今まで多くの大人たちをロリコン…ではなく若い世代の虜にしてきました。私もその魅力に是非触れたいと思い、PARTY公演も千秋楽を迎えようかという成熟したタイミングを狙って見に来たわけです。
SKE48では何度か研究生公演を見ていますが、比べると「若さ故の…◯◯」という部分はだいぶ薄れているというか、公演の成熟も相まって良い方向へすでに歩を進めている感触を持ちました。フレッシュパワー全開で!というSKE気質との根本的な違いもあるかもしれませんが…。
セットリストに触れると、個人的に好きなDear my teacherは期待通りの雰囲気を出してくれていて、HKTが持つ少女なのに大人びている、女性らしい雰囲気をよく用いていたと感じます。ファンが気持ちよくなれる曲、と言ったら変な表現かもしれませんが、公演に来ている楽しさを実感できる曲となっているのは間違いないでしょう。自称セクシー担当・坂口理子さんや、神志那結衣さんの見せ所多数、といったところ。特に後者の神志那結衣さんは「きれいな人」という印象だけしかなかったのに、こんなにもセンターでその表情の深さを用いて輝いているとは本当に驚きで!見入ってしまいました。
ユニット曲では「スカート、ひらり」と「クラスメイト」「あなたとクリスマスイブ」を楽しみにしていきました。一番良かったのは「クラスメイト」で、特に田中優香さんの等身大の表現が気に入りました。まだ2000年生まれと若い彼女ですが、研究生の中で自分だけの表現をできるように頑張っている姿を見ることができて、その姿勢に感銘をうけたところです。話は曲からそれてしまいますが、若さだけで言えば圧倒的な秋吉優花さんがいるし、妹キャラという立場でMCにも試行錯誤の跡が見えます。本日、最も応援したくなったメンバーです。
ユニット後のMC中に火災報知機が作動するというハプニングがあり、「支配人の声かと思った」とか余裕のあるコメントを繰り出すメンバーたちの末恐ろしい一面を見ることができたあと、セットリストはまた全体曲に戻ります。ここで良さを実感できたのが井上由莉耶さんです。時々センターで踊りを見せてくれていましたが、今まで勝手に抱いていた彼女とは大きく異る、スマートな表現を見せてくれました。笑顔とか踊るスタイルに素直に好感が持てるのは、これはこれで運命的な出会いなのではないかと思っています。なんとなく「SKEにほしいな…」なんて思いながら後半は観覧してしまいました。
ざっとですが、公演の曲と気になったメンバーの感想メモでした。名前を挙げなかったメンバーでも「この子はこんな顔をしているんだ!」などとヲタク3日目なつぶやきを脳内で垂れ流しながら公演を見ていたので、すべての瞬間を楽しむことができたと思います。
HKT48の研究生として応援している岡田栞奈さんや渕上舞さんがおらず、人気上位の田島芽瑠さん朝長美桜さんもいないPARTY公演はある意味貴重だったのかもしれません。このように今まで気に留めなかったメンバーを知るという機会に恵まれたわけですから。でももしかしたら、これが本来の公演の楽しみ方かもしれませんね…!ここまできてやっと原点に戻れたような気がします。
最後に一つ。公演のMCで博多弁使うのはレジェンド出演メンバーの方が圧倒的に多い謎。