運営に疑問のある人ほど読んで欲しい雑誌です。

 今日は、久々に雑誌紹介やりますね。


 「販促会議 10月号」がキャラクタータイアップ販促総力特集の第1弾としてAKB48を特集しています。いくつかの具体的事例の効果も取り上げられていますし、冷静派を装うファンの方は一回読んでみたら面白いと思いますし、普通に勉強になりますよ。今日はその中でも、総合プロデューサー 秋元康さんのインタビューから気になった言葉を抜き出して、ご紹介しますね。


僕は、AKB48という大きな船を動かすには”推進力”が必要だと思います。普通は人気が出たらその後は希薄化していくだけですが、AKB48は常に、進化や変化があります。

>インタビュー中に何回も出てくる希薄化という言葉。多くの流行物が抱える問題、当然AKBも立ち向かわなくてはいけない。大きければそれだけ必要な推進力。運営に必要なパワーは同業他社の数倍じゃ収まらなさそうです。


キャンペーンを実施するにも、こういう、何か事件を起こすような、摩擦係数が高い提案でなければ効果にはつながりません。「江口愛実」も「ぷっちょ」も、予定調和じゃないからこそ、いろいろなことが起きるわけです。

>どちらもファン的には「えっ」と思う企画でしたね。話題性という意味では十分すぎました。まんまと効果に繋がっているではないですか。


こうした手間がかかることが実現できている唯一の理由は、やはり「商品が動くから」なんです。おそらく、商品が動かなくなったり、AKB48の人気が希薄化したら、みんな面倒で嫌がると思います。だからこそ、起用された商品が動くことにこだわらなくてはいけないんです。

>最終的に収益の話になってしまうのはビジネスだから致し方ない。きちんとファンが数字を出してくれる安心感は、運営にある程度の幅を余裕を与えているのは間違いないでしょう。そのことにファンは誇りを持って良いと思う。(Perfume界隈では過剰というほどその感情が強いので私は元々持っている思いです)


よく、AKB48にはサプライズがあると言われますけど、ウケようとか、奇をてらっているわけではありません。そうではなく「これはできない」ということが極端に少ないのがAKB48なんです。「こんなことをやりたい」という強い思いやアイデアがあって「でも、アイドルだから無理ですよね」ということに対して、AKB48の場合「それもありなんじゃないの」と受け入れる懐の深さがある。きっとそこが新しく見えるのではないでしょうか。

>「これはできない」確かに少ない、というか今まで断った事案はどんなのがあったのだろう。確かにももクロなども想像を超えたコラボをしてくるけど、奇をてらっている感が(自分の中では)あるのでまた意味が違うかなと。(他との比較という意味ではなく絶対値として)ブランドも多少なりともあるAKB48がチャレンジする意味は、最初の希薄化の回避という目的につながりますね。


 久々に雑誌を買った日に読みましたよ。もう少し読み込んで、次の議題に提出したいと思います。