Perfumeは世界のものか。


 街に人が戻ってくる。


 Spending all my timeを聞いていて、ふと思った。以前Perfumeは武道館公演にて「日本のPerfumeをそのまま海外に持っていく」という趣旨の話をしていた。なるほど現地に合わせるようなことはしないんだね、という確約を得てあまり海外進出について心配する事はなくなったのだった。だがどうだろう、Spending all my timeはテレビでは披露しないという発言があるほど、いままでのPerfume路線とはまた別方向に尖った曲になっている。ローカライズはしないけれども、日本の人たちも少しは譲歩してね、という運営の意思を感じる時がある。
 今回はアジアツアーだから日本からの参戦も多いだろうし、初の海外進出とあってメディアの関心度も高い。これをさらに広げたり、定期的に行ったりする時こそ試練。あえて特異な日本を作り出さなくても良いと思うけれど、この二面性を持たせない戦略でどこまで通用するか。また基盤となる日本国内での人気をどこまで保つか。不安要素たっぷりのまま船出したので、来年当たりにはつじつまを合わせるべく驚かされる事もあるかもしれません。


 15時には圧倒的なスタイルでパソコンに向かいましょう。